人でいっぱいのオフィスは「過去のもの」になるだろう —— バークレイズCEOが指摘

ジェス・ステーリー

バークレイズのCEO、ジェス・ステーリー氏。

Reuters

  • イギリスの銀行大手バークレイズ(Barclays)のCEOジェス・ステーリー(Jes Staley)氏は4月29日(現地時間)、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が落ち着いた後のオフィスは、これまでと同じように人でいっぱいになることはないかもしれないと語った。
  • 「我々の立地戦略にも長期的な調整が生じるだろう」とステーリー氏は言う。
  • アメリカでは、金融街の幹部らが職場の安全性向上のための"大きな変化"を検討している

新型コロナウイルスのパンデミックを受け、イギリスでは大手銀行の1つが採用やオフィスのあり方を見直している。

「我々の立地戦略にも長期的な調整が生じるだろう」と、バークレイズのCEOジェス・ステーリー氏は4月29日の決算発表で述べた。「建物に7000人を配置するという概念は、過去のものとなるかもしれない」という。

BBCによるとステーリー氏は、今や同社は「キッチンから働いている」スタッフによって運営されており、ロンドンの本社や世界中の支店を含め必要なスペースを再評価していると述べた。

だが、これはバークレイズだけの話ではない。アメリカの金融街でも、数千人の従業員を具体的にどのようにしてオフィスに戻すか検討している。ブルームバーグの報道によると、ロビーのデザイン変更や体温チェックから従業員が職場に戻る時期をずらすことやエレベーターにスタッフを配置することまで、さまざまな方法を検討しているという。

不動産の専門家は、わたしちはすでに始まりつつある「ニューノーマル」に備える必要があると指摘している。アメリカではすでに、人々が新型コロナウイルスで大きな打撃を受けた人口密度の高いエリアから逃れようと、郊外へ引っ越す動きが出始めている。

世界的な不動産会社ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)のマネージング・ダイレクター、ピーター・ミスコビッチ(Peter Miscovich)氏は、今回のリモートワーク期間を受け、クライアントは新しいオフィス空間のあり方を模索していると、Business Insiderに語った。

「わたしたちは、人々の働き方の再考に直面している」とミスコビッチ氏は話している

[原文:Barclays' CEO says crowded offices could be 'a thing of the past' (BCS)

(翻訳、編集:山口佳美)

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み