【ニューノーマルの時代・冨山和彦】ポストコロナとグローバル化。日本は地域に精通したリーダー育成が急務

ニューノーマル.001

Shutterstock/Travel mania

新型コロナウイルスはこれまでの世界の在り方、人々の行動や常識までも変えてしまうと言われている。ウイルスがある程度収束したとしても、完全な終息には遠く、人々はウイルスと共存していかなければならないからだ。

さらに、この感染拡大によって顕在化したリスクやそれまでの社会の矛盾をこれを機に大きく見直すべきだという議論も始まっている。私たちは「ポストコロナ時代」にどんな価値観を大事に生きていくべきか。そして新たな時代の指針となる「ニューノーマル」とは何か。今週から各界の有識者にインタビューを重ねていく。

1回目は経営共創基盤CEOの冨山和彦さん。新型コロナウイルスによって人やモノの移動が制限される中、グローバリゼーションの行方について聞いた。


——今回のコロナショックによって、グローバリゼーションのリスクが顕在化してきたと言われています。こうした現状をどのように見てらっしゃいますか?

まず、サイバー空間におけるグローバリゼーションは、より一層、加速していくと思います。その一方で、人やモノの移動など、フィジカル空間におけるグローバリゼーションに関しては、かなりブレーキがかかるでしょう。

実は、ここ数年、貿易量は意外と増えていません。むしろ、経済活動のグローバル化という観点から見ると、「地産地消」が広がるというのもグローバリゼーションの一つの方法であると思います。

グローバリゼーションとは、世界中のバリューチェーン上の最適化機能をつなげて、グローバルサプライチェーンでモノやサービスを展開することです。これに対して、グローバルな視点を持ちつつ、地方のニーズに合ったモノやサービスを展開することを「グローカリゼーション」と言います。

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