マクドナルドはウイルス対策店舗の実証実験を行っている。
REUTERS/Piroschka van de Wouw
- 米マクドナルドは、店内サービスや閉鎖店舗の再開を準備する中、COVID-19の拡散を防ぐための変更を進めている。
- ロイター通信は、オランダのマクドナルドで進められているCOVID-19収束後に向けた店舗設計の取り組みを撮影した。
- その店舗では、サービス用のカートや顧客同士が離れて商品を待つエリアなど、新しい安全対策が講じられている。
マクドナルドはアメリカでの店内サービスと、新型コロナウイルスのパンデミックで閉鎖していた世界中の店舗の再開を準備する中で、COVID-19の拡散を防ぐ変更を加えている。
マクドナルドはオランダのアーネムで、商品の受け渡しに使うカートや顧客同士が離れて商品を待つエリアなど、新しい店舗機能の実証実験を行った。
「思い切った改革だが、顧客にはやりすぎと思われない方法で実施したい」と、オランダ・マクドナルドの広報担当、ユーニス・コーコエク(Eunice Koekkoek)氏はロイターに語った。
アメリカのマクドナルドの関係者はBusiness Insiderに、「当社はフランチャイズと協力して業務の変更を注意深く進めている。従業員の健康診断や防護壁、社会的距離を示す足下のマーク、体温計の設置など、すでに50近くのプロセスを変更した」と話している。
実証実験を行っているオランダのマクドナルドについて見てみよう。
アメリカにあるマクドナルドのほとんどはパンデミックの間も営業していたが、オランダなどヨーロッパの一部の国では、新型コロナウイルス拡散防止のために全店舗が閉鎖を命じられた
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オランダではレストランはまだ営業を再開していないが、もし再開しても、顧客同士は1.5メートル離れる必要がある
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マクドナルドでは、顧客同士の社会的距離を確保する足下のマークについて、実証実験中だ
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店内では従業員と直接やり取りするのではなく、カートでテーブルの顧客に食事を提供するサービスを行うかもしれないと、マクドナルドは述べた
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コーコエク氏はロイターに対し、新設計を導入したとしても通常の約66%の顧客にサービスを提供できると述べた
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「6月までに営業再開の許可がおりるとは思えない。だが、それまでに準備を進めていく」と、コーコエク氏は語った
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マクドナルドは、アメリカのおよそ75%の店舗が現在営業中だと発表した
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(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)