新規感染者が減っていない州も規制を緩和…ニューヨーク州などを除けば全国的には増加傾向

2020年4月19日、フロリダ州デュバル郡のビーチに集まる人々。

2020年4月19日、フロリダ州デュバル郡のビーチに集まる人々。

Sam Thomas/Reuters

  • アラスカ、コロラド、ジョージア、インディアナ、メインの5州を含むアメリカの30以上の州ロックダウンを解除または緩和した
  • 上記の5つの州におけるコロナウイルス感染者数のグラフは、アラスカ以外では1日当たりの新規の感染者がかろうじて頭打ちになっているだけで減少しているわけではないことを示している。
  • 感染がまだ拡大している間に、国家が社会的距離を縮める措置を緩和すると、症例の急増が見られることがある。

アメリカでは、1日当たりの新規感染者数が減少していないにもかかわらず、ロックダウン措置を緩和している州がある。

全体として、毎日報告されるアメリカ全体の新規症例数は頭打ちになっているようだが、これは州によって状況が違うという現実を覆い隠している。実際、ニューヨーク州とニュージャージー州以外の多くの地域では、まだ患者数が増えている。

ほとんどのガイドラインでは、新規感染率が低下するまで、社会的距離制限を維持することを推奨している。アラスカ州、コロラド州、ジョージア州、インディアナ州、メイン州が報告した症例数から作成したグラフでは、アラスカ州だけが下降線をたどっていることが明らかになっている。しかし、5つの州はいずれも経済活動を再開している。


アラスカ州

アラスカの新規感染者は、州全体での自宅待機命令が出されてから約1週間後の4月1日にピークに達した。 それ以来、新規感染者は減少している。(グラフ

ウイルスの潜伏期間に加えて、症状が現れてから1週間ほど経って悪化することが多いため、検査で陽性が確認された症例は通常、約2週間前に感染したものだと考えられる。

アラスカは新規感染者を最小限に抑えているようだ。自宅待機命令を解除したが、制限は残っている。室内での集会は最大20人または建物の最大占有率の25%のどちらかまでで、屋外での集会は、20人までだ。レストランは定員の25%で営業しており、テーブルは少なくとも約3メートル離れている。


コロラド州

コロラドの新しい症例数は、自宅待機命令が出される前よりもまだ多い。(グラフ

同州の自宅待機の命令は4月末で解除されたが、デンバーやボールダーなど一部の都市では5月15日まで延長されている。

コロラド・サン紙によると、ジャレッド・ポリス(Jared Pollis)州知事は先月、同州のICUの収容能力を超えないよう、住民は社会的距離を保つべきだと述べたという。また、州全体にマスクの着用義務を課した。


ジョージア州

ジョージア州では、3週間の自宅待機命令期間中に新たな患者数の増加が続いたが、それ以降の2週間でわずかながら減少した。(グラフ

同州は自宅待機を解除した最初の州の1つだ。ブライアン・ケンプ(Brian Kemp)州知事は、高齢者、免疫不全、老人ホームや長期療養施設にいる人々に対しては、さらなる自宅待機を要請した。

レストランや理髪店などの事業は縮小された定員で再開されているが、バーやナイトクラブは5月13日まで閉鎖されている。


インディアナ州

インディアナ州では最近、これまでで2番目に多い837人の新規患者が報告された。(グラフ

同州の自宅待機命令は3月24日から5月4日までだった。依然として感染者が増加しているが、エリック・ホルコム(Eric Holcomb)州知事は、重症治療用ベッドと人工呼吸器の確保を含めて、入院治療に適切に対処できるように準備を進めていると述べた。


メイン州

メイン州の感染者数は自宅待機命令発令中にピークに達したが、まだ症例は減少していない。(グラフ

メイン州は4月30日に4段階の再開計画の第1段階を開始した。この段階では、自宅で仕事ができる人は継続して在宅勤務が求められ、公共の場では布製のフェイスマスクを着用する必要がある。


地域別に見た新規感染者数

日毎のデータ

Andy Kiersz/Business Insider

ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州を除けば、1日毎の新規感染者数は増えている。

[原文:4 states' daily coronavirus case numbers show they're probably reopening too soon

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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