パンデミックは若年労働者に大きく影響…Z世代はミレニアル世代の後を追うことになるかも

若い労働者が、コロナウイルスのパンデミックによって最も大きな打撃を受けている。

若い労働者が、コロナウイルスのパンデミックによって最も大きな打撃を受けている。

Hero Images/Getty Images

  • Data for Progressによると、若い労働者は年齢の高い労働者よりもコロナウイルスのパンデミックによる経済的な打撃を受けている。
  • 調査では45歳未満の過半数が、仕事を失ったり、休暇を取ったりしているという。
  • これは、2000年代終わりのグレート・リセッションからまだ回復していないミレニアル世代と、そんなミレニアル世代と同じ道を歩んでしまうかもしれないZ世代にとって、よくないニュースだ。

コロナウイルスの大流行による経済的なショックは、若年労働者に最も大きな影響を与えている。

Data for Progressがアメリカの有権者2644人を対象に実施した最近の調査によると、45歳未満の回答者の半数以上(52%)が失業、労働時間の短縮、休暇取得を経験しており、45歳以上の回答者で同様の経済的影響を受けていたのは26%だった。

これは、2020年に24歳から39歳になるミレニアル世代にとっては悪いニュースだ。彼らの多くが2000年代終わりの、グレート・リセッションに見舞われた時に就職活動を行った。仕事が減り、仕事のレベルアップと教育の必要性が高まったことが、彼らがキャリアの足がかりを見つけるのを遅らせてしまった。

「仕事を始めたばかりの人々を襲った不況の影響は、長く尾を引く可能性がある」と、アメリカ経済政策研究所の上級エコノミストで政策責任者を務めるHeidi Shierholz氏は以前、Business Insiderの取材に述べている

「最初に就いた仕事が、後々のキャリアパスで重要な要素になることがある」

調査によると、不況の時に働き始めた人は、好景気の時に卒業した人に比べて、最長15年間は収入が少ないままであることが分かった。ミレニアル世代が最初に就いた仕事は、彼らをより大きな責任とより高い収入の可能性に向かわせるのではなく、キャリアの不確実性とより低い収入へと導き、富を築く能力を低下させた。彼らの多くは金融危機から12年経った今もまだ経済的に遅れており、キャリアと賃金に大きな影響を受けている。

その問題はZ世代でも同様だ

今年23歳になり、社会に出たばかりのZ世代にとっても、深刻な事態だ。

小売業やホスピタリティなどの業界で働く若者は多く、これらの業界はすでに行政による閉鎖で大規模な混乱に陥っていることをBusiness Insiderでは報じている。記事では、コロナウイルスの大流行は、Z世代のキャリアを台無しにする不況をもたらしていると述べられている。Z世代は金融危機が起こった2008年に卒業したミレニアル世代と同じ道をたどるかもしれない。

もしZ世代が苦境に陥ることになれば、生活費の高騰学費ローンなど、すでに抱えている負担がさらに増える可能性がある。

「就職には不安がつきものだ。このようなことが起こっても、それが10倍になるだけ」と南カリフォルニア大学の4年生、マシュー・フィリップス(Matthew Phillips)は語っている。

「何が起こっているのかわからない。わからないことはたくさんあるし、大学を卒業してからの未知の領域はもっとたくさんある」


[原文:Younger workers are hit hardest in the coronavirus job market, and it spells bad news for millennials and Gen Z

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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