2020年決済エコシステムはどうなる? 決済業界の成長と変革を促すトレンド

決済業界のプレーヤー

レポートのなかでは、決済業界に関するさまざまなプレーヤーを網羅して現状を解説している。

Business Insider Intelligence

決済業界の概況

スマホ決済

Shutterstock

企業や消費者の支払手段が現金や小切手から電子決済へと移行するのに伴い、決済業界の勢力図が変化しつつある。 小売店では主にクレジットカードやデビットカードが使われているが、Apple Pay(アップルペイ)などのスマホ決済の利用も急増している。

スマホを使った買い物の増加はEコマース市場をさらに拡大させ、実店舗の売り上げを圧迫していくだろう。ますます使い勝手が良くなった個人間送金アプリは世代を超えて浸透し、日常的なお金のやり取りの際に現金に取って代わりつつある。

また、長らく現金と小切手が主流だった送金や企業間決済も徐々に変化しつつある。

こうしたなか、決済事業者の間ではマーケットシェアの争奪戦が始まっている。経営統合による組織の巨大化が急速に進んでおり、サービス提供者は市場開拓のため事業の多角化を迫られている。

決済の未来はどう変わっていくのか

mPOS(エムポス)導入の推移予想

mPOS(エムポス)導入の推移予想。

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決済市場には巨大IT企業などが次々に参入し、既存大手の優位性を脅かしている。また支払いの簡易化に伴い不正利用も多様化しており、データセキュリティやプライバシーへの脅威となっている。

多様な決済手段に対する需要増はこれまでにないチャンスを生んでおり、これを活かせれば数兆ドル規模の市場と数十億ドル規模の収益が手に入る。急激に変りつつある環境に適応するため業界は模索を続けている。

決済業界の概観と最新動向を解説する

ビジネスインサイダー・インテリジェンス「決済エコシステム」レポート

ビジネスインサイダー・インテリジェンス「決済エコシステム」レポート。タップすると詳細ページに遷移します。

Business Insider Intelligence

ビジネスインサイダー・インテリジェンスによる本レポートは、現在の決済エコシステムについて解説。成長の推進力となっている要因を分析し、業界の今後を予想する。

冒頭では、決済を理解する上でカギとなるカード決済の仕組みを解説。消費者が小売店でカード払いをした際の決済処理の流れを、主要なステークホルダーごとに順を追って見ていく。この仕組みも業界に訪れた急激な変化の影響を受けつつある。

さらに、主な電子決済の手段ごとに2024年までの成長予測と推進要因を提示する。

最後に、決済業界を変えつつある3つのトレンドに注目する。新規参入事業者や不正の増加など、それぞれ異なる要因がどのように影響しているのかを明らかにしていく。

本レポートが言及する企業:

ACI Worldwide, Adyen, Amazon, American Express, Apple, Bank of America, Braintree, Bento for Business, Capital One, Citi, Diebold Nixdorf, Discover, Earthport, Elavon, EVO, Facebook, First Data, Fiserv, FIS, Global Payments, Goldman Sachs, Google, Green Dot, Honda, Ingenico, Intuit, JPMorgan Chase, Kabbage, Macy's, Mastercard, MICROS, MoneyGram, NatWest, NICE, NCR, Oracle, Paymentus, PayPal, Rambus, Remitly, Ria, Samsung, SiriusXM, SF Systems, Square, Stripe, Synchrony Financial, The Clearing House, Target, Tipalti, Toast, Transfast, TSYS, Venmo, Verifone, Vocalink, Visa, Walmart, Wells Fargo, WePay, Western Union, Xoom, Zelle

決済業界トレンド

カード決済

オープンループ型カード決済の仕組みと流れ。

Business Insider Intelligence

本レポートのキーポイント:

  • 米国では実店舗での店頭決済は伸び続けており、今年(2019年)は小売業の89%を占めている。首位をキープしているのがクレジットカードとデビットカードで、現金や小切手の利用は徐々に減り続けている。非接触型決済が急速に浸透しており、今後はモバイル決済が優勢になることも予想される。
  • Eコマースの急拡大で、小売業全体に占める店頭決済の割合は減少する見通しだ。しばらくはパソコン経由が主流であり続けるが、スマホ経由が徐々に追いついていき、その勢いは市場全体の成長を促すだろう。また、音声アシスタントやウェアラブル、そして自動車搭載アプリなど新たな決済ツールが登場し、さらに消費者にとって便利な選択肢が増えていく。
  • 決済手段のデジタル化は小売業だけにとどまらない。スマホアプリを使った個人間送金、デジタル送金、企業間決済など新たなサービスが次々と誕生し、エコシステム全体に変化の波が広がっている。

本レポートの完全版では:

  • 小売店でカード払いをした際の決済処理の仕組みを主要なステークホルダーごとに順を追って見ていく。
  • カードに取って代わる新たな決済手段を解説。
  • 決済エコシステムのデジタル化と成熟が進むなか、事業者の担う役割が変化しつつある。主な分野ごとにこれを分析する。
  • 店頭決済、Eコマース、モバイルアプリでの個人間送金、送金、企業間決済など、主な分野ごとに今後の成長を予測する。
  • 2020年の決済業界を方向づける3つのトレンドを示し、決済エコシステムの今後の変化を分析する。

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[原文:THE 2020 PAYMENTS ECOSYSTEM: The trends driving growth and shaping the future of the payments processing industry explained

(翻訳・野澤朋代、編集・佐藤葉)

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