Don Ryan/AP Photo
アメリカのオレゴン州にあるオレゴン動物園では先週、クロクマがかわいらしい入浴姿を見せた。
この動物園には4頭のアメリカグマがいて、このうちの1頭「タコダ(Takoda)」が巨大なバスタブを満喫する姿が目撃された。
動物園のインスタグラムの投稿によると、タコダは2010年、モンタナ州で孤児として発見され、救出された他のクマたちと暮らすためにポートランドに移されたという。
タコダは間違いなく、風呂好きのようだ。
タコダはオレゴン動物園では最年少のクマで、動物園にいるオスのクマ「カビー(Cubby)」が「養子にした」という。
タコダの体重は約181キロ。名前はスー族の言葉で「みんなの友達」という意味だ。
タコダが約1140リットルのこの巨大バスタブを楽しんだのは、これが初めてではない。夏の時期には、しばしば冷たい水を楽しんでいるという。
タコダはとても個性的なクマだ。風呂を楽しむだけでなく「熱心なクライマー」でもある。春が来るたび、新芽を食べるために15メートル以上あるベイマツにのぼるという。
オレゴン動物園には、他にもかわいらしい動物がたくさんいる。そのインスタグラムは、カワウソやカメ、ビーバー、ライオンたちの写真でいっぱいだ。
最近では、2頭のゾウが"スパの日"を楽しんでいた。
こうした動物たちが水を満喫していた一方で、2羽のペンギン「ナチョ(Nacho)」と「ゴート(Goat)」は動物園の緑を楽しんだ。
ペンギンたちはこれまでにない冒険にワクワクしたようだ。葉っぱをくわえてみたり、草むらを跳ねまわったり、斜面を転がり落ちたりしていた。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、多くの動物園が一時的な営業休止に追い込まれ、財政的な苦境に立たされるなどしている。多くの動物園は来園者からの収入によって成り立っているからだ。
そのため、例えばテキサス州にあるサンアントニオ動物園では、自宅で楽しめる"アニマルヨガ"のライブ配信を行ったり、"ドライブスルー動物園"を提供している。
[原文:The Oregon Zoo shared an adorable video of a black bear splashing around in a giant bathtub]
(翻訳、編集:山口佳美)