トゥール・モンパルナスの隣にあるサックス・ブルトゥイユ市場を、マスクをつけて通り過ぎるパリ市民。2020年5月14日。
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- 8週間にわたって厳格なロックダウンを行ってきたフランスが、その規制が解除し始めている。
- 3月16日にフランスのマクロン大統領は、どうしても必要な場合を除く外出禁止令を発令した。外出する時には許可証を持ち歩かなければならなかった。
- 5月11日から段階的な規制解除が始まり、屋外でのエクササイズの再開、小学校、必須ではない事業の一部、小規模な文化施設、宗教施設の再オープンが許可される。
- 当面の間、カフェ、レストラン、高校、大学、主要な観光施設の閉鎖は継続される。
8週間におよぶロックダウンを経て、フランスでは規制緩和が始まり、5月11日からパリ市民は普通の生活へと戻り始めている
フェイスシールドを着用して、パリの街を自転車で走る女性。2020年5月13日。
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3月12日の学校閉鎖から、フランスでのロックダウンが始まった。その後、フランス政府はほとんどの店舗やレストラン、施設の閉鎖を命じた。3月16日には、どうしても必要な場合を除く外出禁止令が発令された
「聖なる心臓(聖心)」という意味のサクレ・クール寺院。2020年3月25日。
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薬局に行ったり、ベーカリーでパンを買ったりといった、必要不可欠な用事がある時だけ外出が許可された
オペラ通りにあるベーカリーに行列ができている。2020年5月11日。
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外出の際には外出理由を示す証明書を持ち歩かなくてはならなかった。違反した場合、最大135ユーロ(約1万6000円)の罰金が科された
シャンゼリゼ通りのレストラン周辺をパトロールする警察官。2020年5月13日。
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5月11日からは、外出証明書がなくても、外出や屋外でのエクササイズができるようになった。ただし、身分証明書は携帯する必要がある
凱旋門近くでエクササイズをするパリ市民。2020年5月13日。
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生花店など、生活必需品ではない物を扱う小規模な小売店でも、社会距離を守ることで再オープンできるようになった
生花店で買い物するマスク姿の女性。2020年5月13日。
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メディアライブラリー、図書館、小規模な博物館、記念碑などの「近場の文化施設」に行けるようになった
マスク着用でイリュージョン博物館を訪れた人々。2020年5月13日。
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宗教施設も再開されている
サンポール・サンルイ教会では、社会距離を取るために椅子の間隔を空けている。2020年5月14日。
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屋外の市場でも買い物ができるようになった
防護用のビニールでカバーされたサックス・ブルトゥイユ市場で、野菜を買うマスク姿の女性。2020年5月14日。
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フランスの社会距離戦略ガイドラインでは、今でも公共の場での人と人との距離を少なくと3フィート(約90センチメートル)離し、10人以上の集会を避けるよう要請している
マネキンもそれを眺める女性も、マスクを着用している。2020年5月13日。
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保育所と小学校は再開した。中学校は感染が少ないエリアに限り、18日から段階的に再開していく
社会距離を示すステッカーに従いながら、外で遊ぶパリの小学生。2020年5月14日。
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今もテレワークが推奨され、自宅から100キロメートル以上離れてはいけないことになっている。だが、通勤や通学、通院の場合は公共交通を利用できるようになった
パリの地下鉄を利用する通勤者に、職員が手指消毒液 の使用を促す。2020年5月14日。
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5月いっぱいは、地下鉄車両、トラム、電車、バスが毎日清掃される。これらの公共交通機関を待つ人に社会距離を取らせるために、床にはラインが引かれている
サン・ラザール駅では、混雑を管理するために警備員が配置されている。2020年5月14日。
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駅の待合室では座席の半分は使用禁止になっている
パリのリヨン駅で列車を待つ人々。2020年5月13日。
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現時点では、カフェ、レストラン、大学、主要な観光地は閉鎖されたままだ。フランス政府は、レストランやカフェをいつ再開させるのか、5月中に決定する
レストランはまだ閉鎖されている。2020年5月13日。
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(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)