世界的テック企業10社の給与の男女差…女性の方が多かったのは1社だけ

• 女性は、同じ会社の同等のテック関連職につく男性より3％給与が少ないと、テック関連職に特化した求人サイト、Hiredの2019年のデータでわかった。
• ビジネス価格の比較サイト、Small Business Pricesの報告は、大手テック企業の複数の従業員から集めた自己申告の給与データについて分析した。
• この報告でも、世界の大手テック企業では、一般的に、女性の給与は男性より少ないことがわかった。
• これは、高給のソフトウェアエンジニアは女性より男性が多い事実に起因する可能性がある。

世界のトップのテック企業における給与データを見ると、給与を平等にする試みが行われているにも関わらず、賃金格差は根強く残っていることがわかる。

平均すると、フルタイムの男性が1ドル稼ぐ間、フルタイムの女性の稼ぎは80.7セントだ。アメリカ国勢調査局のデータによると、女性の年収の中央値は男性より9909ドル（約107万円）低い。さらにテック業界では、テック関連職に特化した求人サイト、Hiredの2019年のデータによると、女性は同じ会社の同等の仕事につく男性に比べて、給与が3％低い。

給与サイトとソフトウェア開発のPayScaleによる自己申告の給与データを使い、ビジネス価格比較サイト、Small Business Pricesのアナリストが、Fortune 100のテック企業から10社の給与を調査した。男性と女性の給与データを比較してみると一貫した傾向があることがわかった。多くの企業で、男性は女性より給与が高い。このデータは従業員の自己申告によるものなので、変わる可能性はある。

このデータには企業の全職種の給与が含まれているので、この差は最も高い給料を稼ぐソフトウェアエンジニアが女性より男性に多いという事実に起因するかもしれない。

世界の大手テック企業で、男性従業員と女性従業員の自己申告の給与がどのくらい違うのか、男女で給与の格差が大きい順にランク付けした。1社以外のすべての企業で、男性の給与の方が女性より高かった。

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［原文：How men and women's salaries compare at Facebook, Google, Apple, and other top tech companies］

（翻訳：Makiko Sato、編集：Toshihiko Inoue）