第1期の成果発表の様子。
撮影:伊藤有
一般社団法人「未踏」は5月20日、AI人材育成プログラム「第2期AIフロンティアプログラム」の募集に合わせて、新型コロナウイルス対策のAI活用を狙った追加募集「After/With COVID-19対策AI活用特別枠」を公開した。
同プログラムは2020年2月に第1期の成果発表が実施され、続く第2期の追加募集(特別枠)となる。
出典:未踏
募集対象は、「医療、教育、飲食など、COVID-19の流行によって大きな課題が発生した職業に従事しており、その課題についての深い知見を有したプロフェッショナル人材(例えば医師、教員、介護士などの専門職、飲食、物流、建設、交通といった非デジタル産業の従事者など)」 といった、日ごろはAI開発と関わりの薄い、各領域に精通した人材を想定。
第1期の成果発表では、現役の救急医が診断AIを手掛けた実績を残している。関係者によると、この事例をモデルケースとしている。
第2期AIフロンティアプログラムでは、以下のメンバーが人材育成を担当していく。
プロジェクトマネージャ:
- 北野宏明氏(ソニーコンピュータサイエンス研究所社長兼所長)
メンター:
- 清水亮氏(AIベンチャー・ギリア社長)
- 吉崎航氏(ロボティクスベンチャー・アスラテック取締役)
- 暦本純一氏(東京大学大学院 情報学環・教授 / ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長)
- 中原啓貴氏(東京工業大学 工学院・准教授)
追加募集は数名程度で、応募締め切りは2020年6月11日(木)17時必着となっている。
(文・伊藤有)