アナリストが選ぶ「危機から最も早く回復する」テクノロジー企業8社。コロナ以前より株価上回る

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コロナ危機のさなかにテクノロジー企業の「明暗」が分かれた。

AP/Denis Poroy

  • 新型コロナウイルスの世界的大流行が続くなか、リモートワークとコミュニケーションの円滑化を支えるテック企業が大きな機会をモノにした。
  • RBCキャピタル・マーケッツのアナリストが、この間に力強い成長を見せ、コロナ不況から最も早く抜け出しそうな企業を選んだ。

2008年の金融危機以降、テクノロジー企業は満を持して市場でのシェア拡大に乗り出し、今日を迎えた。そして2020年、ソーシャルディスタンシングの時代が生んだニーズをとらえ、テック産業はアメリカを代表するS&P500種のなかでも群を抜く成長を見せている。

ただし、その恩恵はあらゆるテクノロジー企業に均等に分け与えられたわけではない。コロナ危機はまた市場における敗者も生み出した。旅行産業と一蓮托生のトリップアドバイザーやエクスペディアは、旅行産業と一蓮托生ゆえに敗者の側にまわらざるを得なかった。

一方、在宅ワークと遠隔コミュニケーションの円滑化に貢献したメガテック企業は圧倒的な成長を遂げた。経済が回復するにつれ、これらの企業は社会構造の変化をとらえた勝者であることがはっきりしてくるだろう。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、マーク・マハニーは最近公開したレポートで、経済が減速した2020年第1四半期(1〜3月)に収益を伸ばし、前年同期比2ケタの成長を記録した8社を紹介している。

マハニーはこれら8社を「ロケットシップ」と呼ぶ。危機を乗り切る堅固な企業体制を備え、苦境から真っ先に回復することが想定されるからだ。

ロケットシップ8社を具体的に見ていこう。

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