新型コロナウイルスの流行中、アメリカのビリオネアたちは約47兆円裕福になった —— 最新レポート

コロナウイルスとドルのイメージ

Budrul Chukrut/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行で多くのアメリカ人が経済的な困難に直面している一方で、アメリカのビリオネアたちはパンデミックの最初の2カ月で資産を増やしていることが最新レポートで分かった。

シンクタンク「Americans for Tax Fairness」と「Institute for Policy Studies」が5月21日に公表したレポートによると、アメリカの全ビリオネアの純資産の合計は、多くの州でロックダウン(都市封鎖)が始まった3月19日以降、4340億ドル(約46兆7200億円)増えたという。

フォーブスによると、アメリカにはアマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏やマイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏、フェイスブックの共同創業者マーク・ザッカーバーグ氏、投資家のウォーレン・バフェット氏、オラクルの創業者ラリー・エリソン氏を含め623人のビリオネアがいる。レポートはこの上位5人のビリオネアだけでも資産が19%、金額にして合計755億ドル増えているという。

全体としては、過去2カ月でアメリカのビリオネアたちの資産は2兆9480億ドルから3兆3820億ドルに増えた。

「今回のパンデミックは、アメリカの拡大する貧富の差がもたらす致命的な結果をさらけ出した。ビリオネアたちはこうした経済格差の象徴だ」とAmericans for Tax Fairnessのエグゼクティブ・ダイレクター、フランク・クレメンテ(Frank Clemente)氏はレポートの中で述べている。レポートは、富裕層の税金の抜け穴をふさぐよう提唱している。

「パンデミック後は、富裕層や企業は相応の税金を払わなければならない。そうすることで、わたしたちはビリオネアやその他の上位にいる人々だけでなく、全ての人に機能する社会を作ることができる」とクレメンテ氏は付け加えた。

アメリカでは今も、失業申請をする人の数が増え続けている。5月20日には、1週間の新規失業保険申請件数が240万人を超え、過去9週間の合計は3900万人近くにのぼった。

Markets Insiderでも報じたように、フォーブスの調査では3月18日時点でアメリカのビリオネアの総資産は2兆9000億ドルと、2019年の3兆1000億ドルからやや減っていたが、今回の最新レポートはその後、彼らの資産が再び増加したことを示している。

[原文:US billionaires got $434 billion richer during the pandemic, according to report

(翻訳、編集:山口佳美)

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