REUTERS/Jason Lee
マイクロソフトの共同創業者で世界で2番目に裕福なビル・ゲイツ氏も、テレビや映画を観て、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)から"息抜き"をしている。
「わたしの最近の会話や打ち合わせの大半は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やその感染をどうすれば食い止められるかということだ。だが、わたしがどんなものを読んだり観たりしているかについてもしばしば聞かれる —— パンデミックについてもっと学びたいか、何か気分転換になるものを探しているからだろう」とゲイツ氏はブログに書いている。
ロックダウン(都市封鎖)中にゲイツ氏が観ている(観たいと思っている)テレビ番組と映画を紹介しよう。
『パンデミック —— 知られざるインフルエンザの脅威 —— 』
Netflix
新型コロナウイルスのニュースからの"息抜き"にはならないかもしれないが、それでもゲイツ氏はこのネットフリックスのシリーズを薦めている。
「ネットフリックスのこのドキュメンタリー・シリーズは、感染症の流行を防ぐために世界各地で熱心に働いている4人を紹介している」とゲイツ氏は書いている。
「このシリーズは少し前に撮影されたものなので、新型コロナウイルスではなくインフルエンザがテーマとなっている。だが、『パンデミック』はわたしたちが今、体験していることに非常に近いものを防ぐために勇敢な医師や研究者、支援団体のスタッフがどんなことをしているか、インスピレーションを与えてくれる」という。
『A Million Little Things』
ABC
『A Million Little Things』は、自殺した1人の友人の死を乗り越えようとする人々を描いた、ボストンが舞台のABCのドラマだ。
番組は2018年に始まり、続編も作られている。
『THIS IS US/ディス・イズ・アス』
nbc
NBCのドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』はある一家の3人の子どもの今と過去の話だ。
2016年にスタートしてから4シーズン続いていて、さまざまな賞を受賞している。
『オザークへようこそ』
Netflix
『オザークへようこそ』はネットフリックスの犯罪ドラマシリーズだ。主演のジェイソン・べイトマンは、ギャングの資金洗浄に巻き込まれ、シカゴからミズーリ州オザークへ一家で引っ越す父親を演じている。
2017年に公開され、3シーズン作られている。
『I, Claudius』
Wikimedia Commons
『I, Claudius』はロバート・グレーヴズの著書『この私、クラウディウス』をBBCが1970年代に連続ドラマ化したもの。デレク・ジャコビがクラウディウスを演じ、若き日のジョン・ハートやパトリック・スチュワートも出演した。
ゲイツ氏はまだ『I, Claudius』を見ていないが、The Economistのレビューを読んでから自身の"観るものリスト"に入っているという。
「ローマ時代に関するものはたくさん読んできたが、このドラマシリーズは面白そうだ」とゲイツ氏は書いている。
『スパイ・ゲーム』
ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットが主演した2001年の映画『スパイ・ゲーム』は、ゲイツ氏のお気に入りだという。
「『スパイ・ゲーム』はあまり知られていないかもしれないが、わたしは恐らく12回は見ている」とゲイツ氏は書いている。
[原文:These are 6 TV shows and movies Bill Gates is watching for pandemic escapism]
(翻訳、編集:山口佳美)