夏は無視! 超富裕層は9000万円を払って、すでにアルプスでの冬ごもりに備えている

毛皮を着た女性

夏はこれから、だけど……。

Scott Barbour/Getty Images

  • 超富裕層はすでに冬の間の隠れ家をアルプスで探していると、テレグラフが報じた
  • 冬のロックダウン(都市封鎖)に備えて、彼らはプライバシーと新鮮な空気を確保すべく、高ければ75万ユーロ(約9060万円)を払って、シャレーをスキーシーズンいっぱい貸し切りにするつもりだという。
  • 快適な隔離生活を送るために、富裕層は牧場を購入したり、お手伝いさんに自分たちと一緒に隔離生活を送ってもらうために給料を上げるなどしている。

海のあるリゾートでの"お楽しみ"は忘れよう。超富裕層は夏を飛ばして、冬のアルプスまっしぐらだ。

ヨーロッパの複数のスキー場や別荘の運営会社は、次のスキーシーズンいっぱい —— 長くて12月半ばから5月まで —— の予約に関する問い合わせが増えていると、テレグラフに語った

アルプスの新鮮な空気、自然、プライバシーが、新型コロナウイルスの次の流行の波から逃れたい富裕層を魅了しているのだ。ヨーロッパの多くの都市から車で行くことができ、プライベートジェットが使える比較的小さな空港があることからも、安全にアクセスできる場所だと考えられていると、同紙は伝えている。

「『滞在するのはわたしたちだけ —— わたしと妻とうちのボディーガードたち —— で、シーズンが進んだらわたしたちの信用しているごくわずかな選ばれた人たちを招待するかもしれません』と言う人々から問い合わせを受けています」と、Consensio Chaletsのマネージング・ダイレクター、セリ・ティンレー(Ceri Tinley)氏はテレグラフに語った。「彼らは自分たちの仲間だけが入れる"空間"として、ヨーロッパのシャレーに1シーズンこもるつもりなのでしょう」とティンレー氏は話している。

快適な隔離生活を送るために

アルプスで冬の隔離生活を送るためなら、富裕層は金に糸目はつけない。中でもフランスのヴァル・ディゼールにある高級別荘「Chalet Montana」は人気で、その費用は75万ユーロ(約9060万円)だという。予約には「パンデミック関連の払い戻しまたはキャンセル」を受け入れる「COVID条項」があると、テレグラフは報じている。

贅沢な隔離生活を送るために、超富裕層が高いお金を払うのはこれが初めてではない。多くの都会に住む富裕層は、新型コロナウイルスの大流行を休暇用の別荘で乗り切るために都市部を離れた。別荘を持たない富裕層は、高価な貸家にお金を使った。例えば、アメリカのニューヨークでは市民が州北部の山々や避暑地ハンプトンズへ向かい、これらの地域で家賃が高騰した。

アメリカ西部では、富裕層がスキーリゾート —— アイダホ州からワイオミング州まで —— に避難した。中には数億円を払って牧場を購入する者もいた。

他にも、マンハッタンからハンプトンズまで生活に必要なものをヘリコプターで運ばせたり、リムジンの運転手に数万円を払って郵送物を届けさせたり、自主隔離用にホテルを丸ごと購入する富裕層もいた。また、お手伝いさんに一緒に隔離生活を送ってもらうために給料を最大で30%アップにしたり、自粛生活中に整形手術を仕上げるために4倍の料金を支払うと医師に持ち掛ける富裕層もいた。

アルプスでの冬ごもりにせよ、自宅で一緒に隔離生活を送ってくれるシェフを雇うにせよ、超富裕層はパンデミック中でもより豪華で快適な隔離生活を送るために全力を尽くしている。

[原文:Forget summer — the ultrawealthy are already dropping up to $800,000 to spend their entire winters in the Alps with their bodyguards and 'inner circles'

(翻訳、編集:山口佳美)

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