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新しいワーゲンバスはレベル4の自動運転に…VWがフォード傘下の自動運転企業に出資

VWの電気自動車はレベル4の自動運転か

ID. Buzz。

Volkswagen

  • フォルクスワーゲンは、2019年7月に始まったフォード傘下の自動運転スタートアップ「アルゴAI」への26億ドルの出資を完了したと発表した。
  • ミュンヘンを拠点とするフォルクスワーゲンの自動運転開発部門は、アルゴAIに統合される。
  • フォルクスワーゲンの幹部は、電気自動車「ID. BUZZ」はアルゴAIが有するレベル4の自動運転技術を採用した最初の製品となると語った。

フォード・モーター(Ford Motor)とフォルクスワーゲン(Volkswagen:VW)は6月2日、フォード傘下の自動運転技術のスタートアップ、アルゴAI(Argo AI)へのVWによる出資が完了したことを発表した。

ドイツのVWと、116年の歴史を持つアメリカのフォードは2019年7月、自動運転車の開発を進めるために協力し、コストを分担すると発表した。そしてこの度、VWは、現金とミュンヘンにある同社の自動運転開発部門を合わせた総額26億ドル(約2846億円)の出資を完了した

「我々の使命は、自動運転技術の信頼を築くことの重要性に基づいている」と、アルゴAIのCEOのブライアン・セールスキー(Bryan Salesky)と、アルゴ・ミュンヘンの副社長のラインハルト・ストーレ(Reinhard Stolle)はプレスリリースで述べた。

「これからは提携先のフォード、VWとともに、2つの大陸をまたいで開発を進めることになり、我々の使命はこれまで以上に重要だ。世界最大手の2社の支援を受け、我々の未来は明るいものになった」

フォルクスワーゲン・コマーシャル・ビークルズのCEO、トーマス・セドラン(Thomas Sedran)は、アルゴAI対応のフォルクスワーゲン初の自動車は、新しい電動ワーゲンバス「ID. BUZZ」になると、リンクトイン(LinkedIn)の投稿で述べた。この車は、レベル4、つまり特定のエリアでは人間の介入なしに自動運転する車になるという。

フォード、VW、アルゴAIの三社は、興味深いアプローチで自動運転技術の開発を行っている。アルゴAIは独立した企業で、フォードとVWは出資者であり顧客だ。

「優れた自動運転サービスの開発には、自動運転ソフトウェアや車両開発、車両運用、顧客体験など、重要な部分がいくつもある」と、フォード・オートノマス・ビークルズのジョン・ローラー(John Lawler)CEOはプレスリリースで述べた。

「この分野で成功を収めるため、事業のあらゆる部分に目を向ける必要がある。それは一番になることではない。顧客に価値を提供し、人々の暮らしをより良くし、都市に新しく改良された乗り物を提供することだ」

だが、ローラーCEOは3社が合意した背景にある動機についても強調した。

「安全かつ拡張可能で信頼できる自動運転サービスを作ること、それは簡単な仕事ではない」と彼は述べた。

「また、安価なものでもない。我々は自動運転サービスの開発に、2023年までに40億ドル(約4380億円)以上を費やすことにしている。この大規模な投資のほとんどは自動運転システム開発のためだ。VWによるアルゴAIへの出資で、我々はアルゴAIの技術開発にかかる費用を分担することになる」

[原文:VW just completed a $2.6 billion investment in Ford-backed ArgoAI — and an exec said the first autonomous vehicle would be the ID. BUZZ

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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