実験的新店舗「ユニクロ 原宿店」が6月5日オープン。圧倒的な斬新さを示す「20枚の写真」

ユニクロロゴ

新型コロナウイルスで苦しむユニクロだが、6月5日に実験的新店舗を原宿にオープンする。

撮影:小林優多郎

ユニクロは6月5日に、ユニクロ原宿店をオープンする。場所は同日に開業するJR原宿駅前の複合施設「WITH HARAJUKU」の1階と地下1階。

世界初の売り場となる、同社の着こなし発見アプリ「Style Hint」と連動したスペースを用意するなど、今までにない実験的な施策がある店舗となっている。

同社はオープンに先駆け、報道関係者向けに店舗内部を公開。“原宿”という土地柄にあわせた実店舗の特徴を見てみよう。

WITH HARAJUKUは原宿駅東口から出て横断歩道を渡ればすぐ目の前にある

1階入口

撮影:小林優多郎

1階から入ると、目の前にはユニクロのTシャツ「UT」の専用売り場「UT POP OUT」が展開されている。

UT POP OUT

撮影:小林優多郎

UT POP OUTではクリエイターや旬の話題とのコラボ商品がピックアップ。オープン直後はアメリカの歌手のビリー・アイリッシュと芸術家の村上隆のコラボが展示・販売されている。

ビリー・アイリッシュ像

左側には3メートルもあるビリー・アイリッシュ像。

撮影:小林優多郎

また、Tシャツ以外にノートや豆皿といった雑貨も販売。いずれも原宿店の先行販売商品(今後、他店舗にも展開)だ。

Tシャツと雑貨

撮影:小林優多郎

奥に進むと階段があり、地下1階の売り場につながっている。

階段

撮影:小林優多郎

店舗面積は約600坪。1階のUT POP OUTは約80坪の広さで、多くの商品は地下1階にまとめられている。

フロアーマップ

撮影:小林優多郎

地下1階にもUTの売り場があり、さまざまな柄の商品を手に取って確認できる。

地下1階 UT売り場

撮影:小林優多郎

自分だけのTシャツが作れる「UTme!」のコーナーもある。価格は1500円(税別、Tシャツ込み)から。

UTme!

撮影:小林優多郎

フロア内には所狭しと、商品や同社の趣向をこらしたブランド展示が行われている。

アンバサダーの展示

写真は手前から、同社のグローバルブランドアンバサダーを務めるスノーボーダーの平野歩夢選手とテニスの錦織圭選手の展示。

撮影:小林優多郎


ファッションブランド・AMBUSHとコラボした、世界にただ1つ、漆黒の巨大ミニーマウス。圧巻。

ミニーマウス像

撮影:小林優多郎

ユニクロの環境保全に関する取り組みの詳細展示や巨大リサイクルポスト。

環境保全活動

撮影:小林優多郎

コーディネート見本のほか、原宿に関連する雑誌や書籍も販売されている。

コーディネート例と雑誌

撮影:小林優多郎

音楽配信サービスSpotifyと連動したアーティストコラボスペースもあり、ここでしか聴けない曲やプレイリストの試聴などができる。

Spotifyコラボ

撮影:小林優多郎

メインの売り場から少し離れたところに、世界初のStyleHintの特設売り場がある。

StyleHint売り場

撮影:小林優多郎

専用売り場には240台のタッチディスプレイが並べられており、一般投稿も含め、さまざまな“着こなし”が表示される。

壁一面のディスプレイ

撮影:小林優多郎

好みの着こなしのテーマをタップすると、関連するコーディネート例が表示される。

StyleHint

撮影:小林優多郎

さらにその例をタップすると、ユニクロのどの商品で実現できるか、原宿店内の売り場位置の確認もしくはオンラインでの購入が可能。

コーディネートの詳細

撮影:小林優多郎

コロナ禍のオープン、ユニクロが考える実店舗の価値

ソーシャルディスタンス 看板

ソーシャルディスタンスを保つよう促す店内掲示。

撮影:小林優多郎

気になるのは、新型コロナウイルス感染症への予防対策はどのようになっているかだ。

すでにユニクロは、テナント契約している施設が閉鎖されていない限りは、各店の営業を行っており、入店時の体温測定や手のアルコール消毒などを行っている。

原宿店もそれらの対策は踏襲。今回の内覧時にも、行列のできる箇所にはソーシャルディスタンスを保てる床の表示が配置され、レジには透明の仕切りが設置されていた。

自動温度計

店内にはカメラで体温を測定できる機器も試験的に設置されていた。

撮影:小林優多郎

ファーストリテイリングが6月2日に公開した国内ユニクロ事業の売上推移速報によると、5月の国内既存店+Eコマース販売は前年比81.9%、直営店+Eコマース販売は80.3%と約2割程度、落ち込んでいる。

同社は新型コロナウイルスの影響で臨時休業や短縮営業を行った関係で、ゴールデンウィークや感謝祭の販促活動を行わなかったことを原因として挙げている。

売上推移

ファーストリテイリングが公開した国内ユニクロ事業の売上推移。

出典:ファーストリテイリング

緊急事態宣言が明けたとはいえ、困難な時期のオープンとなる原宿店。

当然、客足は予想より鈍る見通しだが、広報担当は「原宿店は既存の店舗にはない、文化やブランドの発信拠点となる」と意気込む。

担当者は「ECでの売上は増加傾向にある」としつつも、「ユニクロは店(実店舗)を大事にしている。形などは変わっていくかもしれないが、店がお客様との接点であることは変わらない」と、アフターコロナやウィズコロナと言われる今後の社会情勢においても、ユニクロブランドにとって実店舗が重要な意味を持つことを強調した。

文、撮影・小林優多郎

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