2020年6月3日、パリ。
Charles Platiau/Reuters
約3カ月続いたロックダウン(都市封鎖)の措置が一部解除されたフランスの首都パリでは6月2日、カフェやバー、レストランのテラス席が再び利用できるようになった。
フランスでは他にも、博物館や公園、ビーチなどが再び利用できるようになり、一部地域では劇場、ジム、プールも営業を再開している。国内であれば不要不急の旅行も可能で、学校も再開している(ただし、一度に集まる子どもの数に制限あり)。
ゆっくりではあるものの、パリは元の生活を取り戻しつつある。
街の変化を写真で見てみよう。
フランスでは3月中旬以来初めて、バー、レストラン、カフェの営業再開が許された。
パリにあるカフェ「Maison Sauvage」。上の写真は2020年5月5日、下の写真は6月3日に撮影された。
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「テラス席はパリの生活の一部です」と定期的にカフェに通っているパリジャンはフランス24に語った。
パリにあるカフェ「Maison Sauvage」とレストラン「Atlas」。上の写真は5月5日、下の写真は6月3日に撮影された。
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Source:France 24
フランス24によると、パリは「オレンジゾーン」に指定されていて、テラス席のみ営業が許された。
パリのオペラ通り。上の写真は4月13日、下の写真は6月2日に撮影された。
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Source:France 24
「グリーンゾーン」に指定された地域では、レストランは建物の中を含め、全面的に営業が再開できる。
パリのシャンゼリゼ通り。上の写真は4月16日、下の写真は6月2日に撮影された。
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フランス24によると、当局はレストランが歩道にはみ出ることを許可し、空間を確保するために観光客の多いエリアでは一時的に自動車の通行を止める計画だ。
パリのシャンゼリゼ通り。上の写真は4月16日、下の写真は6月3日に撮影された。
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Source:France 24
AP通信によると、パリで飲食店の店内利用が可能になるのは少なくとも6月22日以降だ。
パリのテルトル広場。上の写真は3月25日、下の写真は6月2日に撮影された。
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Source:AP News
だが、パリ市民は楽観的だ。
パリのチュイルリー庭園。上の写真は3月23日、下の写真は6月3日に撮影された。
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フランスのマクロン大統領は「カフェ、ホテル、レストランの営業再開は、幸せな日々が戻ってくるということだ!」とツイートした。
パリにある百貨店「ギャラリー・ラファイエット」。上の写真は3月27日、下の写真は6月2日に撮影された。
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Source:Twitter
ただ、規制が全て解除されたわけではない。
パリのカルチエ・ラタン。上の写真は4月11日、下の写真は6月3日に撮影された。
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フランス24によると、レストラン、バー、カフェは営業再開にあたって「スタッフはマスクを着用する」「客同士は少なくとも1メートル離す」といった10項目のルールに従わなければならない。
パリのリヴォリ通り。上の写真は4月13日、下の写真は6月3日に撮影された。
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Source:France 24
このルールのせいで、レストランが受け入れられる客の数は大幅に減ることになる —— "距離の近さ"で知られるフランスの老舗の店では特に、だ。
パリのグラン・ブールヴァール。上の写真は3月27日、下の写真は6月2日に撮影された。
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複数のレストランを経営するグザヴィエ・ドナミュー(Xavier Denamur)さんは、通常なら126人は入るところ、新しいルールの下では8人しか入れられない店もあるとAP Newsに語った。
パリのコンコルド広場。上の写真は3月27日、下の写真は6月3日に撮影された。
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Source:AP News
ただ、フランスにとっては、正常に近い状態へ戻るための第一歩だ。「いるべき場所にわたしたちは戻ってきました」と定期的にカフェに通っているパリジャンはフランス24に語った。
パリのグラン・ブールヴァール。上の写真は3月27日、下の写真は6月2日に撮影された。
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Source:France 24
(翻訳、編集:山口佳美)