電気自動車(EV)へのシフトはもう止まらない流れ。その普及はさまざまな分野の企業にビジネスチャンスをもたらす。写真は米カリフォルニア州で宅配サービスに使用されている自動運転EV。
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- 米投資銀行モルガン・スタンレーの予測によると、電気自動車(EV)の世界自動車市場におけるシェアは、2019年の約2%から、2050年には約90%まで跳ね上がるという。
- ガソリン車からのシフトは、自動車産業の内外で新たなビジネスチャンスを生み出す。
- 6月5日にモルガン・スタンレーが公表したレポートには、電気自動車の普及により恩恵を受ける10産業48企業が掲載されている。
- 48銘柄を、同投資銀行の設定した目標株価、投資判断とともに紹介しよう。
モルガン・スタンレーが選んだ「EVシフトで恩恵を受ける10産業48企業」は以下の通り。記載は「企業名」「目標株価」「投資判断(レーティング)」の順番。
投資判断について、「オーバーウエート(強気)」は銘柄のパフォーマンスが目標株価を上回る予想で、その銘柄の保有比率を上げたほうがいいとモルガン・スタンレーが判断していることを示す。
「アンダーウエート(弱気)」はその逆で、保有比率を引き下げたほうがいいとの判断。「イコールウエート(中立)」は中位の評価。
自動車
アウディの電気自動車「e-tron(イートロン)」。
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アプティブ(Aptiv)58米ドル、オーバーウエート[アメリカ]
和大工業(Hota)110台湾ドル、オーバーウエート[台湾]