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注目の「eスポーツ」、オリンピックへの夢と壁

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eSports

2021年7月に開催を予定している東京オリンピックでは、33の競技が実施される。28競技は正式競技、野球や空手など5競技は主催都市提案の追加競技である。競技として認定されるためには男子の場合、「75カ国以上かつ4大陸以上」、女子の場合、「40カ国以上かつ3大陸以上」で実施されているという条件に合致する必要がある。さらにスポーツと認定されるためには、「遊戯」「運動」「闘争」の要素が必要——というのがフランスの学者による定義である。

このような条件を前提に、2024年開催予定のパリ・オリンピックに有望な競技として浮上してくるのが「eスポーツ」だ。「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、コンピューター・ゲームとかビデオ・ゲームといわれる、電子機器を使用してディスプレイ装置の画面で対戦する。競技人口は世界の100カ国以上に1億人以上が存在し、ゴルフの6500万人、野球の3500万人を大幅に上回り、遊戯、運動、闘争というスポーツの要件も満足している。

2018年にインドネシアで開催されたアジア競技大会では参考競技として6種類のゲームが実施され、2022年は中国の杭州でアジア競技大会が開催される。杭州はeスポーツを都市産業とする構想を立案して、都心に専用スタジアムも建設、正式種目を目指している。

eスポーツはオリンピック種目になるのか——。

月尾嘉男(つきお・よしお):東京大学名誉教授。1942年愛知県生まれ。1965年東京大学工学部卒業。1971年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。1978年工学博士。名古屋大学工学部教授、東京大学工学部教授、総務省総務審議官などを経て、2003年より現職。2004年2月ケープホーンをカヌーで周回する。専門はメディア政策。著書は『IT革命のカラクリ』『縮小文明の展望』など。趣味はカヌー、クロスカントリースキー。月尾嘉男の洞窟(http://www.tsukio.com/

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