バフェットと孫正義が愛する中国BYDが世界最大のマスクメーカーになった裏事情

バフェットとゲイツ

REUTERS/Jason Lee

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が購入を表明した中国企業BYDのマスクが、日本のスーパーやドラッグストアでも販売され始めた。

孫氏は4月11日のツイートで、 BYDを「世界最大マスクメーカー」と紹介し、ソフトバンク用製造ラインを設立したと説明した。

しかしBYDの本業は自動車製造で、マスク生産は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年2月に参入したばかり。新参のBYDはいかにして短期間で「世界最大のマスクメーカー」に変貌したのか、その裏にはいくつもの事情が絡み合っている。

「マスク生産体制つくった部署に総裁賞」

BYDは1995年、パソコン向け電池メーカーとして創業した。その後自動車生産に進出し、2003年に自社開発した自動車を発表、2009年に電気自動車(EV)を発売した。

中国では新興EVメーカーが次々に登場し、「赤いテスラ」「テスラキラー」などともてはやされるが、BYDはまだその名を知られていなかった2008年に、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の企業が大株主となったことで注目された、中国EVメーカーとしては老舗かつ最大手だ。車載用電池でも世界3位のシェアを持ち、中国政府の新エネルギー自動車振興政策の追い風を受け、成長してきた。

本社を深セン市に置くBYDは、ファーウェイ、テンセントと並んで同市を代表する民営企業でもある。

そのBYDがマスク生産を始めたのは、中国で1月下旬に新型コロナウイルスの感染が爆発したことがきっかけだ。従業員のマスクを準備できないと、企業再開が認められず、2月に入るとiPhone工場として有名な鴻海(ホンハイ)精密工業や石油大手もマスクやその原材料を作るようになった。

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