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全国で部分日食、17時頃が見ごろ。天体が織りなす、ちょっとした「奇跡」を体感しよう

日食

2019年12月26日、インドネシアで撮影された部分日食。

REUTERS/Willy Kurniawan

6月21日夕方、天気に恵まれていれば、全国的に日食を観測することができるかもしれない

日食とは、太陽と地球の間に入り込んだ月によって光が遮られ、太陽が欠けているように見える現象。

太陽が部分的に欠けて見える「部分日食」。太陽がすべて月の陰に隠れてしまう「皆既日食」。そして、月の影がすべて太陽の内側に入り、周辺から太陽が少しはみ出してリング状に見える「金環日食」と、日食にも種類がある。

今回、日本では、このうち太陽が部分的に欠けて見える「部分日食」を観察できる。

国立天文台によると、今回の日食が観測できる地域はアフリカからアジアにかけて。日本の近くでいうと、中国や台湾の一部では「金環日食」を観察できるという。

日食の欠ける領域の広さは大雑把にいうと緯度と関係しているため、国内では南に行くほど太陽の欠ける領域が広くなる

国内で最も大きく太陽が欠けるのは沖縄。最大で太陽の約8割程度が欠けて見える予定だ。

東京でも同3.5割程度と、うまく観察できれば、普段見慣れない神秘的な太陽のようすを見ることができるだろう。地域によって日食の開始時刻や終了時刻は異なるが、概ね17時頃からが見ごろと言えるだろう。

日食の日程

日食が始まる時間、日食が最大になる時間、日食が終わる時間を表示にした。地域によって、日食が起きる時間の長さもことなるが、概ね17時ごろからが見頃だ。

国立天文台の情報を元に、編集部が作成。

実際に日食を観察する際には、目を損傷してしまう危険性があるため、絶対に肉眼や、望遠鏡、双眼鏡を通して太陽を直接見てはいけない。

専用グラスを使ったり、ピンホールの原理(厚紙などに小さな穴をあけて太陽にかざすと、影の中に映る光が、欠けた太陽の形に見える)を使ったり、安全に配慮して観察してほしい(安全な観察の仕方はこちらを参照)。

手元に道具がない人は、例えば木漏れ日の中に射し込む光を見ると、日食にともなって光が欠けていくようすを観察することができるだろう。

望遠鏡で見る日食

部分日食を観察する人々。この写真では、望遠鏡を通して移した部分日食を観察している。(撮影:2019年1月6日)

REUTERS/Issei Kato

なお国立天文台では、ライブ配信で部分日食の観察会も行われる予定だ。

日食を観察できるのは、たまたま太陽、月、地球が、ほぼ一直線上にそろうおかげだ。

日曜の黄昏時のひとときに、ほんの少しだけでも宇宙の神秘に触れてみてはいかがだろう。

文・三ツ村崇志

編集部より: 日食の観測時間について記載した図で、2020年とすべきところを2021年と表記していました。お詫びして訂正致します。6月21日 16:10
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