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ロックダウンで貯蓄をすることを知ったミレニアル世代に新たな課題…以前のような生活に戻らないためにはどうしたらいい?

「ヘンリー」はロックダウンに貯蓄を始めたが、再開時に以前のライフスタイルに戻らないようにする必要がある。

「ヘンリー」はロックダウンに貯蓄を始めたが、再開時に以前のライフスタイルに戻らないようにする必要がある。

John Lamparski/Getty Images

  • Henry(ヘンリー)」という言葉は「high earner, not rich yet(高収入だけど、まだ金持ちじゃない)」の略で、一般的には10万ドル以上稼ぐ30代のミレニアル世代でまだ貧乏だと感じている人に対して使われる。
  • ロックダウンがこのヘンリーたちから旅行や娯楽などのお気に入りの贅沢のいくつかを剥奪したとき、彼らは最終的に貯蓄を始めた、と2人の金融の専門家はBusiness Insiderに語った。
  • しかし今、彼らは大きな課題に直面している。どうすれば以前の生活に戻らなくてすむのか、という。

Henrys(ヘンリーたち)」は以前ほどお金に困っていない。

Henrys(high earner, not rich yet:高収入だけど、まだ金持ちじゃない)は、都市部に住み、10万ドル以上を稼ぐ30歳代前半のミレニアル世代のことだ。しかし、ヘンリーを本当に定義づけているのは、彼らのライフスタイルだ。彼らは収入以上の生活をしていて、お金を使う習慣と将来のための貯蓄のバランスを取るのに苦労しており、高収入なのに経済的に困窮している

しかし、ロックダウンによって、高級ホテルに宿泊したり、海外旅行に行ったり、フィットネスサブスクのClassPassに登録したり(月に180ドルもかかる)といった、典型的な消費の楽しみが奪われ、多くのアメリカ人と同様に、もはや以前のような生活をしていない。

ヘンリー向けのファイナンシャルプランニング会社Stash Wealthの設立パートナーであるプリヤ・マラニ(Priya Malani)がBusiness Insiderに語ったところによると、ヘンリーは口座に多くの現金が蓄積されているという。

同様に、Drucker Wealthの認定ファイナンシャルプランナーであり、『How to Avoid H. E. N. R. Y. Syndrome(ヘンリー症候群を避ける方法)』の著者であるギデオン・ドラッカー(Gideon Drucker)は、彼のクライアントが最近、月に3000ドルほど貯め込んでいるに語った。

「彼らは旅行に出かけたり、金曜日の夜にビールを10本飲んだりはしていない」

ドラッカーは、経済状況の変化でヘンリーたちは一歩後退せざるを得なくなったと述べた。失業や減給などの事態が予想され、それに備えた貯蓄計画の策定を動機づけられたのだ。

「これは彼らにとってのモーニングコールだ」とドラッカーは言う。

「彼らは眠っていたわけではないが、多くのヘンリーに対して、市場は過去10年間、容赦なく上昇してきた」

そして再開時、課題に直面

州や都市が再開の過程にある今、ヘンリーたちは新たな課題に直面している。それは、ロックダウン中に得た貯蓄習慣をどうやって維持するかだ。

マラニは誘惑に屈して流行前の生活習慣に戻ることを戒めている。彼女は、余った現金を高利回りの貯蓄口座に保管し、緊急用の資金を作る(または再構築する)ことを勧めている。

「今後数カ月の間に仕事を失っても大丈夫なように、打撃を和らげるためのクッションを作るべき」

ドラッカーは、経済的な準備を始めるのを待っていてはいけないと強調した。3カ月から6カ月後に世界が再び変化する場合に備えて、積極的であることでゲームの先頭に立つことができるという。しかし、パンデミックが終息したときには、まず自分の経済的な目標を明確にする必要がある、と彼は付け加えた。

貯蓄目標額を維持することがヘンリーたちにとって最大の課題となるだろうが、ドラッカーによれば、計画を見据えつつ現実的に生活することが重要だという。

「常にその金額を貯めるのだと考えるのは非現実的。楽しむことを犠牲にして貯金するのではなく、バランスを取ることが重要だ」


[原文:Henrys — millennials who earn 6 figures but still feel broke — were forced into better money habits during lockdown, but they're facing a new challenge as businesses reopen: resisting their old lifestyle

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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