軍用車両をイメージした過激なSUV｢レズバニ・タンク｣…防弾装甲や暗視装置も装備

• レズバニの｢タンク｣と｢タンク　ミリタリーエディション｣は、軍用車両をイメージした過激なSUVだ。
• ただしこの車は、公道を走行可能で、日常使いできる。
• ミリタリーエディションは、EMPプロテクション、ナイトビジョン、電動ドアハンドルなど、さまざまな防護アイテムを備えている。
• 価格はタンクが15万5000ドルから、ミリタリーエディションは29万5000ドルから。

ありふれた、ぼんやりとしたジェリービーンズの形をしたSUVに飽き飽きしている人は、もう、防弾仕様じゃないといって恐れる必要はない。レズバニ（Rezvani）の｢タンク（Tank）｣と同ミリタリーエディションという解決策がある。

それは文字通り｢タンク｣だ。

レズバニのプレスリリースによると、2020年式のタンクは、軍用車と同じ機能や特徴を多く備えた｢公道を合法的に走ることができるエクストリーム・ユーティリティー・ビークル（XUV）｣だという。

標準モデルのタンクには3つのエンジンが設定されている。285馬力の3.6リッターV6、同じく285馬力の3.0リッター・ディーゼル、500馬力6.4リッターV8だ。

ミリタリーエディションのエンジンは、500馬力の6.4リッターV8が標準で、1000馬力を発生するというダッジ・デーモンのスーパーチャージャー付き6.2リッターV8がオプションとして設定されている。

しかし、注目してほしいのはエンジンではなく、その機能だ。

レズバニ・タンクは、映画｢バットマン｣に登場するバットモービルのように見える。大きくて頑丈な37インチタイヤ、オフロード用ショックアブソーバー、ルーフに取り付けられたLEDライトバーなどなど。

ミリタリーエディションの方は、車体下の爆発物保護、電磁パルス保護、電動ドアハンドル、スモークスクリーン、インカムシステムなどを装備する。

価格は｢タンク｣が15万5000ドル（約1660万円）から、｢タンク・ミリタリーエディション｣は29万5000ドル（約3160万円）からだ。

究極のSUVがどのようなものかを見てみよう。

レズバニのタンクとタンク・ミリタリーエディションは、軍用車に着想を得た多くの機能を持つ

エクストリーム・ユーティリティ・ビークル（XUV）と呼ばれている。

標準型の｢タンク｣には3つのエンジンが設定されている

285馬力の3.6リッターV6、同じく285馬力の3.0リッター・ディーゼル、500馬力6.4リッターV8から選択できる。

タンク・ミリタリーエディションは2つのエンジンが設定されている

500馬力の6.4リッターV8が標準で、1000馬力を発生するというダッジ・デーモンのスーパーチャージャー付き6.2リッターV8がオプションとして設定されている。

レズバニによると｢タンク｣は軍用車両に着想を得ている

いかめしい外観がそれを物語る。

同社はタンクを｢今日の退屈なSUVへのカンフル剤｣だとしている

ありふれた、ぼんやりとしたジェリービーンズの形をしたSUVに飽き飽きしている人には最適だ。

しかし、そのままで公道を走ることができる

日常の足としても使える。

内部はかなり豪華だ

ジープ・ラングラーの車内と非常によく似ている。

インテリアはカスタマイズが可能

シートのスタイルやステッチまでを含めて、カスタマイズが可能だ。

レザーシートは手縫い

スエードのヘッドライナーも。

シートは高級感がある

座り心地はかなりよさそうだ。

頑丈な全地形タイヤを装着している

タイヤのサイズは37インチ。

そして、オフロード用ショックアブソーバー

当然、悪路にも強い。

LEDライトバーもついている

明かりのない夜道でも大丈夫。

タンクには、標準タイプとミリタリーエディションがある

標準タイプのタンクの価格は15万5000ドル（約1660万円）から。

ミリタリーエディションのほうがいい？

それなら、29万5000ドル（約3160万円）からだ。

それには、とても奇抜な機能がいくつか搭載されている

エンジンは1000馬力だ。

ハイライトはセルフシーリング燃料タンク（防弾タンク）

さらに、熱を感知する暗視システムもある。

その暗視システムは、熱を感知して画像で表示する

サーモグラフィーのようなものだ。

この車はレズバニが｢Ballistic Armor（弾道装甲）｣と呼ぶものを装備している

これにはケブラー繊維の装甲、防弾ガラス、軍用ランフラットタイヤが含まれる。

レズバニによると、この車の装甲は防弾仕様だ

アサルトライフルなどによる大口径の銃弾を防ぐことができる。

通電ドアハンドルも装備している

さらにはサイレン、ストロボライト、マグネット式のデッドボルトも。

これらは盗難を防ぎ、｢最大限のセキュリティ｣を提供するものだ

手を出さないほうが身のためだろう。

追跡から逃れることもできる

煙幕を張れる。

ビデオ監視機能もある

映像はリアルタイムでクラウドにアップロードされる。

前照灯と後照灯は目もくらむような明るさだ

ガスマスク、低体温療法キット、応急処置キットも付いている。

これは、黙示録を生き抜くための乗り物だ

サバイバルに最適。

ミリタリーエディションには｢電磁パルス保護｣という機能がある

どういうことかというと…

つまり、所有者を電磁パルス攻撃（EMP Attacks）から守るということだ

電磁パルス攻撃（EMP Attacks）：核爆弾を高層大気圏で爆発させることで電磁パルスを発生させ、車から送電網までさまざまな電子機器を損壊することを目的とする攻撃。

ボディはスチール製のラダーフレーム

モノコックフレームよりも耐久性が高い。

すべてのモデルが4輪駆動だ

オフロード性能も優れている。

ランニングボード（踏み板）もある

ランニングボードはドアを閉めると自動的に折りたたまれる。

全高は2メートル、全長は4.7メートル

レズバニのウェブサイトによると、世界中のジープやダッジのディーラー、または提携した独立系自動車整備工場でタンクのサービスを受けることができるという。

購入を希望する場合は、予約金が必要だ

予約金は｢タンク｣が3万5000ドル、｢タンク・ミリタリーエディション｣は6万5000ドルだ。

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（翻訳、編集：Toshihiko Inoue）