「誰もが心配すべき」ホワイトハウスを去る大統領経済顧問が残した、不吉な別れの言葉

ケビン・ハセット

ケビン・ハセット大統領経済顧問。

Reuters

  • 政権を去る意向を示しているアメリカの大統領経済顧問ケビン・ハセット氏は6月22日、ワシントン・ポストのインタビューで"別れの言葉"を述べた。
  • 「最終的にこれがどういう結果になるのか、誰もが心配すべきだ。わたしたちがこれまで目にしたものとは全く違うような衝撃なのだから」とハセット氏は語った。
  • ハセット氏は政権内の経済チームと医療・保健チームをつなぎ、そのデータ分析をまとめるのに一役買ってきた。
  • ハセット氏は、5月半ばまでに新型コロナウイルスによる死亡者数がゼロになるとしたチャートを公表したことで批判されていた。

アメリカ経済を回復させるために3カ月にわたって尽力してきた、トランプ大統領の経済顧問を務めるケビン・ハセット(Kevin Hassett)氏がホワイトハウスを去ることになった —— 不吉な"別れの言葉"を残して。

「最終的にこれがどういう結果になるのか、誰もが心配すべきだ。わたしたちがこれまで目にしたものとは全く違うような衝撃なのだから」とハセット氏は6月22日、ワシントン・ポストに語った。

ハセット氏は2017年9月から2019年6月まで、経済諮問委員会(CEA)の委員長を務めていた。クレジットカード消費が少なくとも17の州で前の年に匹敵または上回っているとし、経済データの「大きな」伸びに勇気づけられたとも同氏は語った。

政権に戻ったのは、データの取捨選択をする能力を補強するためだったと語り、ハセット氏がホワイトハウスの経済チームと医療・保健チームをつないだと同紙は報じている。

「わたしが戻った時、人工呼吸器がどこにあるのか、何台必要になるのか、誰も分かっていなかった —— わたしが手伝ったデータ集約型の課題は数多くあった…… 人手が必要とされていた」とハセット氏は語った。「必要なツールは作ったので、今は可能な限り正常に機能している」という。

ハセット氏は、5月15日までに新型コロナウイルスによる死亡者数がゼロになるとしたチャートを公表したことで批判されていた。アメリカでは今も、1日あたり約800人が新型コロナウイルスで死亡している。

ただ、ここ数週間、政権の主要な経済アドバイザーの退任が相次いでいることから、ホワイトハウスではアメリカ経済の健全性を取り戻すことのできる経験豊富な専門家が不足しているのではないかとの懸念が高まっている。

国家経済会議(NEC)の副委員長だったアンドリュー・オルメン(Andrew Olmen)氏や、ホワイトハウスの法制部長だったエリック・ウエランド(Eric Ueland)氏もこれに含まれる。

労働統計局によると、アメリカの失業率は13.3%で、世界恐慌以来の高い水準となっている。

[原文:'Everyone should be worried': A top Trump economic adviser set to leave the White House issued some ominous parting words

(翻訳、編集:山口佳美)

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