子どもにとって良い手本? 北朝鮮で『ハリー・ポッター』への関心が高まっている

ハリーポッター

Warner Bros.

  • 北朝鮮で『ハリー・ポッター』シリーズへの関心が高まっているという。
  • 同シリーズは子どもたちに「自分の強みやスキルをさらけ出すことで、自らの未来の築き方」を示していると、北朝鮮の文学新聞は報じた。
  • 『ハリー・ポッター』の北朝鮮での成功は、同シリーズが世界中で翻訳され、子どもとおとなの間で人気になったからだと、韓国の聯合ニュースは伝えている。

北朝鮮でJ・K・ローリング著『ハリー・ポッター』シリーズへの関心が高まっているという。

韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮の文学新聞は6月20日、『ハリー・ポッター』の成功は、同シリーズが世界中で翻訳され、子どもとおとな両方の間で人気になったからだと報じた。

『ハリー・ポッター』は、ファンタジーの世界の魔法や魔術を描く一方で、子どもたちに「自分の強みやスキルをさらけ出すことで、自らの未来の築き方」を示していると文学新聞は伝えたという。

同紙は、物語を手短にまとめた上で、同シリーズが海外ファンタジー文学のジャンルを「新たなステージ」に引き上げたと付け加えた。

北朝鮮は、海外コンテンツを公式には厳しく規制していて、映画や音楽といった海外のエンターテインメントを禁止しているが、一部の市民は別ルートからこれらを手に入れることができる。

映画の入ったUSBメモリは、中国経由で北朝鮮に密輸されている。北朝鮮の脱北者、難民、旅行者350人を対象とした調査では、90%以上がDVDプレーヤーで海外コンテンツを見たことがあると答えた。

一方、2019年の国連の報告書によると、北朝鮮では国民の43%以上、約1100万人が栄養不良の状態に陥っている。厳しい制裁の対象となっている北朝鮮は、人道援助や国内の資金をしばしばエリート層や防衛事業に回している。

国連の担当者は、北朝鮮の子どもは5人に1人が「慢性的な栄養不足による発育不良」に陥っていると話している。5歳以下のこどもの約3%(約14万人)が、「衰弱または急性栄養失調」に苦しんでいるという。

[原文:North Korea says 'Harry Potter' is a good example for kids

(翻訳、編集:山口佳美)

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