歴史的なIBMコンピューターの精巧なミニチュア…カナダのアニメーターが製作

IBMのコンピュータシステムのミニチュア

Nicolas Temese

  • モントリオールに住むクリエイターが、IBMの1401コンピューター・システムのミニチュアレプリカを製作した。
  • ニコラス・テメゼはBusiness Insiderに、このレプリカには当時の製品セットのすべてが含まれていると語った。パンチカードリーダー、テープドライブ、クエリ・コンソール、中央演算ユニット、ラインプリンターだ。
  • テメセによると、このレプリカは実物の1401コンピューター・システムも展示されているシリコンバレーのコンピューター歴史博物館に展示される予定だ。

作者のニコラス・テメゼ(Nicolas Temese)の職業は模型製作者ではない。彼はカナダのモントリオールにある小さなアニメーションスタジオのテクニカルディレクターだ。

しかし、彼はIBMの大成功を収めた1401コンピューターのミニチュアを作成するのに何時間も費やした。

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このマシンは昨年60周年を迎えた。1959年にデビューし、最初の大量生産されたコンピューターの1つになった。それは比較的手頃な価格で、1万2000ユニットを販売した。また、使いやすさのおかげで中小企業からの人気も高かった。コンピューター歴史博物館によると、それは労働集約的なプロセスだったが、一部の国では1980年代までこのマシンをうまく活用していた

シドニー・テクニカル・カレッジのコンピューター。講師のチャールズ・シュエトリムが、IBM1401コンピューターの働きを学生に説明している。手前の学生は、マシンに送り込まれる「プログラム」を打ち抜いている。 1966年8月2日。

シドニー・テクニカル・カレッジのコンピューター。講師のチャールズ・シュエトリムが、IBM1401コンピューターの働きを学生に説明している。手前の学生は、マシンに送り込まれるプログラムを入力している。 1966年8月2日。

Noel Harold Stubbs/Fairfax Media via Getty Images

テメゼの作ったレプリカは、IBM1401のさまざまなコンポーネントをすべて揃えている。穴の開いたデータカードを読み取るパンチカードリーダー、技術者がデータを検索するための2台のテープドライブとクエリ・コンソール、今ではCPUと呼ばれる中央演算ユニットとラインプリンターだ。

IBMのコンピュータシステムのミニチュア

Nicolas Temese

彼はBusiness Insiderに、2019年12月下旬から製作を始めたが、ただし、それは夜だけだと語った。

「私は日中は別の仕事をしているので、毎週数時間しかなかった」

彼は5月から自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに模型の写真を投稿し始め、その後、注目を集めていることを知ったという。

このレプリカはすべて手作りだ。彼は、ポリスチレンのシートをカットして、オブジェクトを組み立てていった。

「私は3Dプリントも好きだが、これらのオブジェクトの質感や感触を得られるので手作業が好きだ」とテメゼは言う。

IBMのコンピュータシステムのミニチュア

Nicolas Temese

彼は、他のビンテージ・コンピューターのレプリカも製作するアイデアも持っており、また、委託された仕事を行うことにも興味があるという。

テメゼによると、グーグル(Google)の本社があるカリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピューター歴史博物館からアプローチを受け、この模型を寄贈しないかと尋ねられたという。この博物館は現在、パンデミックで閉鎖されているが、実際に稼働できるIBM1401コンピューターシステムがある。

「そこに行くと家にいるような気分になるだろうね」とテメゼは言った。

[原文:An animator built a miniature version of IBM's iconic 1401 computer system from scratch. Take a look.

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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