リトルシーザーズのピザ。
Getty/Alex Wong
- オハイオ州の「リトル・シーザーズ」からテイクアウトしたピザは、うれしくないサプライズになった。サラミがカギ十字のような形に並べられていたのだ。
- リトル・シーザーズはこの件に関わった2人の従業員を解雇し、ピザを購入した夫婦と面会したと述べた。
- このことがネットで話題になると、すべては夫婦によるでっち上げではないかと非難されることになった。
アメリカのピザチェーン大手、リトル・シーザーズ(Little Caesars)のオハイオ州にある店舗で、2人の従業員が解雇された。トッピングのサラミをカギ十字のような形に並べて客に提供したからだ。
6月28日、ミスティ・ラスカ(Misty Laska)はその写真をツイッターに投稿した。
夫がリトルシーザーズに寄って持ち帰ってきたものがこれ!本当にガッカリ。とても悲しくて不愉快。全然おもしろくないし、こんなものは作るべきではない。しかも就業時間中に?!
ローカルのニュース番組、クリーブランド19のインタビューで、ミスティと夫のジェイソンは、店に電話をかけたが、誰も出なかったという。そこで状況をツイートしたところ、それが店舗側の目に留まった。
リトルシーザーズは声明で「我々は人種差別だけでなく、いかなる種類の差別も決して許さない。この件に関わった従業員を直ちに解雇した」と述べた。
「このようなことが起こってしまい、非常に残念。当社の信条に完全に反している」
ミスティのツイートはネットで話題となったが、でっち上げだと非難されているという。
「我々はヘイトをなくそうとしているところだ。今回のようなことは、例え仲間内の冗談だとしても、とにかくやめるべき」と、ジェイソンはクリーブランド19に語った。
「もうこのようなシンボリズムはやめよう。忘れるんだ」
[原文:Little Caesars fired 2 workers after a customer received a pizza with a pepperoni swastika]
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)