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- ウォルマートは新サービス「ウォルマート+」を開始するという。それはAmazonプライムに対する同社の回答だ。
- Recodeは、春には開始する予定がコロナウイルスのパンデミックで遅れ、7月後半に稼働することになったと報じた。
- ウォルマートの広報担当者は、ウォルマート+に関するさらなるコメントを拒否した。
ウォルマート(Walmart)が、Amazonプライムへの対抗策を7月中に発表すると報じられた。これは、Eコマースを支配するライバルに追いつくための同社の最新の試みだ。
ジェイソン・デル・レイ(Jason Del Ray)はRecodeに、ウォルマートが春に開始する予定だったがコロナウイルスの大流行のために遅れ、7月に始めることになったサービスの詳細については「はっきりしない」と書いた。この年98ドルのサブスクリプションサービスの特典には、ガソリンの値引き、会員限定の特典、食料品などの即時配達が含まれる可能性がある。
ウォルマートの広報担当者はBusiness Insiderに対し、ウォルマート+についてのさらなるコメントを拒否した。2月、ウォルマートの広報担当者はBusiness Insiderに、ウォルマート+と呼ばれる新しい会員制プログラムの作成に取り組んでいることを認めていた。
報じられているウォルマート+の立ち上げ時期は、eコマースとオンラインフルフィルメントがコロナウイルスを警戒している買い物客にとって重要な時だ。Recodeによると、ウォルマート+のセールスポイントの1つは、加入者にパンデミックで消費者にとってますます重要になっている食料品の配達の優先枠を与えることだという。
今回のサービス開始は、ウォルマートが配送の優位性と消費者の忠誠心を獲得するための戦いに本気であることの表れでもある。The Motley Foolは6月、eMarketerの調査によると米国のオンライン売上シェアでWalmartがeBayを上回ったと報じた。
ウォルマート+は、アマゾンの 「Amazonプライム」 に対抗できるようなサービスを提供する新たな機会となる。
[原文:Walmart's Amazon Prime rival is reportedly set to launch this month]
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)