これがマッキンゼーの問題解決ゲームだ。
(出所)マッキンゼー
- トップクラスの経営コンサルティング企業であるマッキンゼー・アンド・カンパニーは、数学の標準テストやケース面接を含む厳しい採用方法をとっている。
- そのマッキンゼーが、応募者の多様性を高めるために問題解決能力や適応力を評価するバーチャル・ゲームを開発した。
- 筆者はこの問題解決ゲームに挑戦する機会を得た。内容は、海洋生物の生息環境をつくったり、外来種の侵入から生態系を守ったりするものだ。
- このゲームを設計した同社ディレクターは「これはマッキンゼーで働くコンサルタントが想定しておくべき、変化の激しい環境を模したもの」と語る。
マッキンゼーは2019年1月から、オンラインの問題解決ゲームを採用プロセスに取り入れている。
マッキンゼーの人材分析・管理担当のグローバル・ディレクター、キース・マクナルティ(Keith McNulty)は、このゲームによってさまざまな経歴の人材が入社してくれるようになることを期待している、と話す。
従来マッキンゼーでは、履歴書、出身校、時には数学の標準テストをもとに応募者の評価を行ってきた。しかし現在では、紙の上での経歴以外の要素ももっと考慮して応募者を評価しようと考えているという。