マイクロソフトのサティア・ナデラCEO。
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- GeekWireによれば、マイクロソフトはMSNの編集チームをさらに削減しているという。
- Business Insiderでは6月、同社がMSNに関わる協力業者をレイオフしたという内部情報を報じた。
- マイクロソフトはMSNでの人員削減を認めていない。 Business Insiderからのコメント要請に応じておらず、GeekWireは同社が「公にコメントしているわけではない」と述べている。
- マイクロソフトでは、会計年度が始まる7月に人員の配置転換が行われるのは一般的だという。
GeekWireは、事情に詳しい匿名の人物のコメントを引用し、マイクロソフト(Microsoft)がMSNの編集チームにさらなる削減を行っていると報じた。
マイクロソフトは6月、世界で最も人気のあるニュース配信サイトの1つであるMSN.comに掲載するニュースを選ぶために人工知能システムを導入して、数十人の編集者を解雇したという。この状況に詳しい人々は、Business Insiderに、このレイオフがアメリカの約50の請負業者すべてに影響を与えたと語っている。GeekWireの報道によると、現在同社は同じくMSNの業務で、一部のシニアリーダーを含む不特定多数の正社員をレイオフしているという。
マイクロソフトはMSNのレイオフについては認めていない。同社はBusiness Insiderからの以前のコメント要請にもまだ答えておらず、GeekWireは「マイクロソフトは公にはコメントしていない」と述べている。
マイクロソフトでは、新しい会計年度が始まる7月1日前後に人事異動があるのは普通のことだ。最近見られた大きな組織変更は2017年で、営業組織全体をクラウドコンピューティングに集中するために再編し、数千人の従業員をレイオフしたことだろう。
マイクロソフトは2020年、会計年度が終了する6月30日に先立って、すべての実店舗を閉鎖し、ビデオゲームストリーミングサービス「Mixer」の停止を発表した。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)