げっぷとおならの少ない牛で作ったハンバーガー…メタンガス削減で環境に貢献


バーガーキング

バーガーキングから、げっぷとおならが33%少ない牛で作られた、新たなワッパーがデビュー。

Burger King

  • バーガーキングが、メタン排出が33%少ない牛肉で作られたワッパーを発表した。
  • 飼料に100グラムのレモングラスを加えることで、牛のげっぷとおならが減り、気候変動の原因になるメタンの発生が減る、とバーガーキングは述べている。
  • 「大して難しいことではない」とレストラン・ブランズ・インターナショナルのチーフ・マーケティング・オフィサー、フェルナンド・マチャドは述べた。「レモングラスを100グラム加える、それだけで、温室効果ガス排出に大きな影響を与えることができる」

バーガーキング(Burger King)が、牛のげっぷとおならの量を減らそうとしている。業界にメタン排出を減らすよう圧力をかけようというものだ。

7月14日、バーガーキングはメキシコ国立自治大学(UNAM)とカリフォルニア大学デービス校(UCデービス)の科学者と提携し、メタンの排出量を減らす牛の餌を開発したと発表した。メタンは大気中の熱を閉じ込め、地球規模で気温が上昇する原因となるが、その発生源として牛のげっぷとおならが占める割合は大きい。

予備試験では、飼料に100グラムのレモングラスを加えると、出荷前3、4カ月間のメタン排出量を約33%削減できることが分かった。

レモングラスを加えると牛の消化がよくなる。レモングラスを入れない場合は、げっぷとおならが増え、より多くのメタンが排出される、とバーガーキングの親会社レストラン・ブランズ・インターナショナル(Restaurant Brands International)のチーフ・マーケティング・オフィサー、フェルナンド・マチャド(Fernando Machado)はBusiness Insiderに語った。

排出ガスを削減した肉から作られたワッパー(Whopper)は、マイアミ、ニューヨーク、オースティン、ポートランドそしてロサンゼルスの一部店舗で、7月14日が販売されている。

だが同社は、業界全体を変えたいと考えている。レモングラスの研究と生産方法は公開されており、世界中のサプライヤーと試験の拡大について話をしている。同日には、牛とメタンと気候変動の関係について解説するコマーシャルも公開した。

「我々のやっていることのすばらしさは、この新しい試みを採用するよう業界に働きかけることで、世界にインパクトを与えることができるということだ」とマチャドは述べた。

地球温暖化ガス排出量の約14.5%が牛の飼育によるものだ。だが、畜産や農業で気候変動に影響を与えているのは、牛のげっぷとおならだけではない。ファスト・カンパニー(Fast Company)の調査報告によると、飼料として牛に与えられる穀物の栽培に使われる肥料も大きな排出源だという。さらに過放牧による植物の減少や牧草地を作るための森林の伐採も、地球温暖化に大きく影響している。

マチャドによると、バーガーキングがレモングラスに着目したのは、手頃な解決方法だからということもある。たとえそれが、業界全体の持続可能性の問題を解決する特効薬ではないとしても。レモングラスを加えることは、牛の体重やハンバーガーの味に影響を与えない。

「ロケットを作ろうというわけではない」とマチャドは述べた。

「レモングラスを100グラム加える、それだけで、温室効果ガス排出に大きな影響を与えることができる。温室効果ガス排出はおそらく、この業界が世界にもたらす最大の悪影響だ」

[原文:Burger King is debuting a new Whopper made from cows that burp and fart 33% less

(翻訳:Ito Yasuko、編集:Toshihiko Inoue)

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