【ユースタイルラボラトリー・大畑健3】入社半年でリーマンショック。外資系投資銀行から介護業界へ

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重い障がいのある人たちを対象に訪問介護サービスを提供するユースタイルラボラトリーは創業から8年で従業員が1200人を超える企業に急成長を遂げた。

だが、創業者の大畑健(40)はこれまでをこう振り返る。

「本当に失敗の歴史で、うまくいかないことばかりだった」

高校を中退してイタリアへ

小1でサッカーを始め、高学年になると、東京西部の複数区を合わせた代表チームにも選ばれた。

都立富士高校に進んだが、高1の冬には中退してイタリアに向かった。特にチームの当てがあったわけでも、現地に知り合いがいた訳でもない。

「自分を含めて、当時、サッカーのため海外に出たら何とかなるだろうと考える人はけっこういた」

イタリア中部の都市アレッツォの地元チームの育成年代に参加した。ボールを持てば自分が一番うまいと思っていたが、ワールドカップで4度優勝した強豪国イタリアの壁は厚かった。1年半ほどで日本に戻った。

「ボールを持っている時間は、90分のうち2分ぐらい。残りの88分で負けていたんだと思う。もうちょっと何とかなったような気もするけど、その差を理解できないぐらい大きな差があったのかもしれない」

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