「女性アナウンサー9人登用」リリースに物議のIVS代表を直撃。「日本がガラパゴスになってはいけない」

プレスリリース

「Infinity Ventures Summit 2020(IVS2020)」による

画像: SOCIALWIRE

日本最大級のスタートアップイベント「Infinity Ventures Summit 2020(IVS2020)」による「女性アナウンサー9人登用リリース」がSNS上で批判を浴びたことについて、IVS代表の島川敏明氏がBusiness Insider Japanの取材に答えた。

騒動について島川氏は「配慮が足りず、大変申し訳なかったと思っている」とした上で、「(企業として)ダイバーシティーを軽視しているわけでは全くなく、さまざまな方に登壇していただきたいと思っている」と語った。

IVSが7月21日に出したリリースは、大手芸能事務所のセント・フォースとの提携によって女性アナウンサー9人を登用するというもの。

これに対しSNS上では、「ビジネスカンファレンスの女性登壇者比率が問題視されるなか、“女子アナ”起用を大々的にPRすることへの違和感」「ただのオッさんたちの娯楽」などの批判が一部で広がっていた。

島川氏はBusiness Insider Japanの取材に答え、「『(女性アナウンサーを起用した理由が)華やかだから』といった認識はまったく持っていないが、こうしたハレーションを生んでしまったことは申し訳ないと思っている」と述べた。

なぜメインモデレーターが若い女性しかいないのか?という疑問については、島川氏の知人の紹介で提携を決めたセント・フォースに所属するアナウンサーがそもそも女性しかおらず、モデレーターの男女比率について議題に上がることがなかった、という

「IVS2020」の女性登壇者比率は約2割(登壇者約250人中約50人が女性)。この割合について島川氏は「女性比率については当初からかなり意識をしていた」と語る。

「海外のカンファレンスでは男女比半々がスタンダードになっている。日本もガラパゴスになってはいけない、世界基準に近づけたい、と考えていた。(女性登壇者比率は)理想としては半々だったが、日本では経営者・起業家は男性が圧倒的に多いというのが実情。そんな中で今できる努力をしたと考えている」(島川氏)

7月、政府が「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%程度にする」という目標を断念したことが相次ぎ、報じられた。先進国の中で日本はリーダー層に占める女性の割合がとりわけ低いことが問題視されている。目標達成のためには何よりまず、性別役割分業(ジェンダーステレオタイプ)に対する意思決定層の意識改革が急務だろう。

「IVS2020」は7月30日と31日、完全オンラインで開催される。

(文・西山里緒

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