パンデミックがもたらしたシェアリング・エコノミーの進化…住宅やプールの時間貸しサービスが急成長

時間貸しのプールを利用する人が増えている。

時間貸しのプールを利用する人が増えている。

Peter Cade/Getty Images

  • パンデミックはシェアリング・エコノミーの一部によい影響を与えている。
  • ウーバーやAirbnbのようなメジャーなシェアサービスが大打撃を受けている一方で、時間貸しサービスがブームになっている。
  • 人々は、休憩のためにアパートを時間単位で借りたり、仕事をするためにホテルを日単位で借りたり、暑さをしのぐためにプールを借りたりしている。

パンデミックが長引く中、できるだけ安全に自宅を離れて過ごそうという人々に、多くの新しいサービスが両手を広げて待ち構えている。

2019年に誕生した、時間単位でのアパートや家のレンタルを提供するアプリ「Globe」を考えてみよう。パンデミックが発生して、ホストが自宅で仕事をするようになったとき、それはほぼ機能しなくなった、とUSAトゥデイのデビッド・オリバー(David Oliver)は報じている。しかし、需要はすぐに変化した。GlobeのCEO、マニー・バンフォ(Manny Bamfo)はUSAトゥデイに、3月中旬から5月中旬にかけて、同社は3万人のユーザーを獲得して100%成長したと語った。

Globeの1時間当たりの料金は、地域によって25ドルから100ドルだ。バンフォCEOによると、人々がGlobeに目を向けるのには、勤務時間中に休憩を求める必要不可欠な業種の労働者から、自宅での足止めから開放されたい必要不可欠ではない業種の労働者まで、それぞれにいろいろな理由があるという。

ブリトニー・グウィンさんはニューヨーク・タイムズに、Globeを利用してブルックリンの空きアパートを2時間、時間当たり50ドルで予約し、一緒に自宅待機していたボーイフレンドと休息を取ったと語った。「二人は互いにナーバスになっていた」と、彼女は言った。

親は、子どもとの活動、子どもから離れた休息の両方を必要としている

ホテルも、同じように平和と静けさを必要とする人々に求められている。

時間単位で宿泊施設を借りることは新しいコンセプトではないが、シティホテルが個人にデイユースを提供するようになり、より社会に受け入れられるようになってきた。

ニューヨーク・ポストによると、マリオットからシェラトンまで、多くのホテルが静かなワークスペースを探している両親のためのパッケージを用意している。例えば、ヒルトンのシンシナティ・ネザーランド・プラザ・ホテルでは、午前8時から午後8時まで、1部屋69ドルで提供している。

一方で、暑さをしのぎ、キャンプや学校のない夏に子どもたちに何かをしてあげたいと考えている親もいる。

彼らのためには、Airbnbに似たプール共有サイトのSwimplyがある。ユーザーはウェブサイトを検索して、1時間15ドルから300ドルの料金でプライベート・プールを借りることができる。

2019年のローンチから1年後の今、早くもSwimplyの需要は急増している。同社の共同設立者、アッシャー・ワインバーガー(Asher Weinberger)はCNBCに今夏の成長率は2000%だと語った

「学校はない。キャンプもない。親は子どもと何をして過ごせばいいのだろうか」

パンデミックはシェアリング・エコノミーの新しい扉を開いた

ただし、これらの例はシェアリンク・エコノミー全体が繁栄していることを意味するものではない。

5月までに、シェアリング・エコノミーの2大企業であるAirbnbとウーバー(Uber)はそれぞれ、労働力の約4分の1を削減した。 Airbnbは1900人、ウーバーは6700人を解雇したのだ。ウーバーは一時的に利用が80%も減少したが、その後はゆっくりと回復してきているという。

いくつかのレンタルサービスの需要が急増し、他のサービスの需要が不足しているのは、シェアリング・エコノミーの進化を意味している。研究者たちがCOVID-19について学び自宅待機の疲れがたまって人々が気晴らしを求めるようになったところに、GlobeやSwimplyのようなスタートアップが、社会的距離を備えた解決策を提供しているということだ。

[原文:The pandemic has led to a boom in services and spaces you can rent by the hour, and it's changing the sharing economy in the most surprising of times

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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