氷点下35度、“極限の職場”で120人率いるリーダーに必要な3つのスキルとは?

南極探検

Stu Shaw/Shutterstock

  • 第58次オーストリア南極探検隊リーダーのレイチェル・ロバートソン(Rachael Robertson)は、氷点下35度という極寒のデービス南極観測基地で、120名からなるチームを統率した。
  • ロバートソンが応募した求人広告に求められていたのは、リーダーとしてのスキル3つのみだ。
  • リーダーのメンタリティは、危険な南極探検に限らず一般の職場でも重要だとロバートソンは語る。

「技術的なノウハウは不要。ただし、3つのリーダースキルは必須」と書かれた求人広告を見て、レイチェル・ロバートソンは思わず先を読み進んだ。

ペンギンの写真が添えられた求人広告には、デービス基地で活動する第58次オーストラリア南極探検隊のリーダーを求む、と書かれていた。

当時ロバートソンは、オーストラリア南部のビクトリア州にあるグレート・オーシャン・ロードで森林管理官のリーダーを務めていた。南極探検隊リーダーの職に応募した時、採用されると期待もしていなかったし、特に望んでいたわけでもなかった。

「それが私の戦略だったと言いたいところだけれど、そうではなかったんです」。ロバートソンはCNBCに語る。彼女の目的は、志願者の持つリーダーのスキルをどのようにテストするのか、方法を探り出すことだった。「面接試験にこぎつけたかっただけです。どんな質問をするのかが分かれば、自分の仕事に取り入れて使えるから」

そういうわけで応募し、面接試験に招かれ……その場で採用が決まった。「それならいろいろ試してみればいいと思ったんです。どんな行動をとったか、後で自問すればいい。自分だったらどうやっていただろうかと一生考え続けるよりいいだろう、と」

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