スタバに奪われた市場を奪回へ。コカ・コーラが新コーヒー飲料を北米に投入


コカ・コーラが新コーヒー飲料

コカ・コーラの新しいコーヒー飲料は、カフェイン量がコカ・コーラの2倍でカロリーは半分だ。

Coca-Cola

  • コカ・コーラはコーヒーとコーラをミックスした新商品「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」を、2021年1月からアメリカで販売する。
  • 新商品のカフェイン量はコカ・コーラの2倍だが、カロリーは半分だ。
  • 新型コロナウイルスのパンデミックで人々の日々のルーチンが変化していることから、同社の幹部は毎日のカフェイン補給に「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」の勝機があると見ている。

コカ・コーラは、新型コロナウイルスのパンデミックでアメリカ人の毎日のコーヒー習慣が変化していることから、アメリカ市場にコーヒー入りのコカ・コーラを投入する。

この新商品「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」は、世界各国ですでに販売されているが、アメリカでは2021年1月から発売となる。ただし、同社のサブスクリプションサービス「コカ・コーラ インサイダーズ・クラブ」ではまもなく登場する。

「我々はこれをハイブリッド商品と考えている」と、コカ・コーラの北米トレードマーク担当バイスプレジデントを務めるジェイディープ・キベ(Jaideep Kibe)はBusiness Insiderに語った。

「我々は、リフレッシュメントコーヒーという新しいカテゴリーを作る機会を得た」

「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」は、1缶12オンス入りでカフェインは69mg、カロリーは70kcal。通常のコカ・コーラはカフェイン34mgで140kcalだ。3種類ある「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」のうち、「ダークブレンド」の味はコーラと似ているが、後味は甘いコーヒーに近い。その他のフレーバーは「バニラ」と「キャラメル」だ。

コーヒー入りのコカ・コーラは2019年、オーストラリアやスペイン、タイなど25カ国で販売された。アメリカ市場参入までに長い時間がかかっているが、新型コロナウイルスのパンデミックによって、「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」を飲むタイミングや理由が明らかになってきた。

「ロックダウンや在宅勤務によって、午後でも午前でも、ちょっとした気分転換に手に取ってもらうチャンスがある」と、キベは語った。

「コーヒーマシンのまわりに人が集まるといった、オフィスでの習慣が無くなり、代わりに缶入りのコカ・コーラ ウィズ・コーヒーを求める」

コーヒーとコーラーをミックスするコカ・コーラの試みはある意味、同社が失ったものを取り戻そうとしているように思える。RBCのアナリスト、ニック・モディ(Nik Modi)は、人々がカフェインの摂取を求める際に炭酸飲料からコーヒーにシフトしたことから、スターバックスがコカ・コーラやペプシコのビジネスの一部を奪ったと理論づけた。

「25年前、人々は朝の目覚めにダイエット・コークやダイエット・ペプシを飲んでいたものだ」と、モディはビバレッジ・ダイジェスト(Beverage Digest)の2016 Future Smarts conferenceで述べた。「そして午後2時頃にもう1度休憩をとる。近くのスターバックスに午前8時と午後2時に行って、どのくらいの行列ができているか見てきてほしい」

キベは競合他社の名前を挙げることは控えたが、「コカ・コーラ ウィズ・コーヒー」が幅広い層を惹きつけて売り上げを伸ばすことを期待していると語った。だがパンデミックはすでに、人々のスターバックスにおける毎日のルーチンも変化させた。スターバックスは先日、人々が通勤していないので来店のピークが午前9時半頃と午後2時半頃になり、朝の販売が低迷していると述べた。

コカ・コーラは、1月に新商品「コカ・コーラ エナジー」を発売し、コカ・コーラのブランド拡大に成功した。同社ではパンデミックの中で、あまり成功しなかったブランドは排除し、成功したブランドの強化を図っている。同社CEOのジェームズ・クインシー(James Quincey)は、サプライチェーンを強化するために「コアブランドの優先順位をつけることが必要だった」と語った。


[原文:Coca-Cola is launching a coffee-flavored cola in America, as the soda giant works to regain business it lost to Starbucks decades ago

(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)

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