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虫歯菌も役に立つ?環境を守る新しいプラスチックを作る研究

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プラスチックゴミによる海洋汚染が深刻な問題に。

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2020年7月からレジ袋の有料化が始まり、ようやく廃プラスチックへの問題意識が高まる日本。プラスチックによる深刻な海洋汚染も、世界中で注目されている。

人間の生活を便利に、豊かにしてきたプラスチックだが、その多くは石油資源から作られており、いつまでたっても分解しない。燃やせば二酸化炭素(CO2)を排出し、地球温暖化の原因となる。そうした中で東京大学大学院農学生命科学研究科の岩田忠久教授が開発を目指しているのは「生分解性バイオマスプラスチック」。再生産可能な植物や、微生物がつくるセルロースを始めとする多糖類を原料とし、使用後は海洋や土の中の微生物によって完全に分解され、マイクロプラスチックの拡散を防ぐ。さらに、自動的に「生分解のスイッチ」が入るプラスチックも開発中だ。「用途に応じて、プラスチックの特性や分解速度を自在にコントロールできるようにしたい」と言う岩田教授。世界が注目する「生分解性バイオマスプラスチック」の最前線を聞いた。

岩田 忠久(いわた・ただひさ)東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻 教授1989年京都大学農学部林産工学科卒業。1991年京都大学大学院農学研究科林産工学専攻修士課程修了。フランス国立科学研究センター・植物高分子研究所での留学を経て、1994年京都大学大学院農学研究科林産工学専攻博士課程修了・博士(農学)。1995年より理化学研究所・基礎科学特別研究員、理化学研究所高分子化学研究室・研究員を経て、2001年より同・副主任研究員。2006年より東京大学大学院農学生命科学研究科生物材料科学専攻 助教授に着任。2007年より同准教授、2012年より現職。2018~19年総長補佐。2006年度繊維学会賞、2010年度ドイツイノベーションアワード受賞、2018年度高分子学会賞を受賞。

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