Courtesy T3 Architects
- ベトナムを拠点とする建築スタジオが、台風や地震にも強いグランピング・ロッジを開発した。世界各地に向けて発送可能だ。
- プレハブ工法で製造されるカノピャ・リビング・ロッジ(Kanopya Living lodges)は5つのタイプがあり、さまざまな気候、人里離れた土地でのオフグリッド生活にも対応している。
- 軽いので2、3人で運ぶことができ、解体も2、3日でできる。
- 価格は1棟5万ドルからだが、個人用に1棟だけを注文することはできず、最少発注数は10棟だ。
- ロッジはテント式キャノピーの屋根が付き、インフィニティ・プールをオプションで設置することもできる。
T3アーキテクツ(T3 Architects)はベトナムを拠点とする建築スタジオで、ゴージャスなグランピング・ロッジを開発している
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
同スタジオによると、カノピャ・リビング・ロッジは台風やマグニチュード7までの地震に耐えられるという。建築キット一式は世界のどこにでも配送でき、2、3人で持ち運ぶことができる
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
建材には木材やリサイクルの大理石、植物由来の塗料など、天然素材だけが用いられ、環境にも優しい
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Source: Kanopya Living
創設者のシャルル・ガラバルディン(Charles Gallavardin)は、このロッジは典型的なテントでのグランピングの一歩上を行くもので、「テントのスピリット」と5つ星ホテルの快適さ、例えば、遮音性や断熱性などを兼ね備えていると、Business Insiderに語った
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
ロッジは、やわらかな素材でできたキャノピー、木材による構造体、杭で固定されたデッキで構成されている。デッキと屋根の色はカスタマイズ可能。オプションでインフィニティ・プールを追加することもできる
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
5つのタイプがあり、その土地の気候に合わせて選ぶことができる。そのうち2つは太陽光パネル付きで、人里離れた場所でのオフグリッドの生活にも対応している
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
ロッジの広さは、タイプによって57平方メートルから130平方メートル。価格は1棟5万ドル(約533万円)からで、最小発注数は10棟だ
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
追加料金を払えば、設置する土地の素材を使用したインテリアデザインに変更することもできる
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Source: Kanopya Living
コバルトブルーをアクセントに取り入れたビーチを感じさせるデザインから…
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ジャングルにインスパイアされた、天井が木の葉のようになったデザインまで、さまざまなカスタマイズができる
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注文してから設置までに、20棟の場合で、製造に6カ月、設置に10週間を要する(内装を含む)
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戦争や自然災害が起きたり、ビジネスプランに変更があったりした場合は、2、3日あれば解体できると、ガラバルディンはBusiness Insiderに語った
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カノピャ・リビング・ロッジが市場に登場してまだ間もないが、すでにベトナム、スリランカ、カメルーン、地中海沿岸の購入希望者や、国際的ホテルブランドから問い合わせが届いている
Courtesy T3 Architects
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ベトナムの購入希望者は、このプレハブ工法のロッジによって、時間と資金を節約しながら、所有する宿泊施設を拡大することを検討していると、ガラバルディンは述べた
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別の購入希望者は、スリランカ各地の主要な観光地で、宿泊施設を拡大したいと考えているという
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アメリカに進出している複数の高級ホテルブランドも、このロッジへの投資を検討しているとガラバルディンは語り、カスタマイズ可能なオプションが重要なセールスポイントとなっていると付け加えた
Courtesy T3 Architects
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このロッジは、プレハブ工法により時間と資金が節約できるという点が魅力となっているが、移り変わる旅行者の関心を常に捉えることができるとガラバルディンは言う
Courtesy T3 Architects
Source: Kanopya Living
パンデミックの間、ステイホームに疲れた都会の人々は、自然とのつながりを取り戻したいと考えるようになり、同時に自らが環境に与える影響についても意識するようになったという。「『少ない方が豊かである(Less-is more)』という言葉は、現代にも当てはまる」とガラバルディンはホテリエーズ・ギルド(Hoteliers Guild)で述べている。
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編注:「少ない方が豊かである(Less-is more)」は、20世紀のモダニズム建築を代表する、ドイツ出身の建築家、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)が残した言葉。
Source: Kanopya Living
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)