アップルに続いてグーグルもFortniteを削除…Epicは「1984」のパロディ動画でアップルを批判

1984のパロディ

Epic Gamesは、アップルの有名なCM「1984」のパロディを作って批判した。

Epic Games

  • 人気ゲームのFortnite(フォートナイト)が、アップルのApp Storeに続いてGoogle Playストアからも削除された。
  • これは、制作会社のEpic Gamesがアップルとグーグルの支払いシステムを回避し、ユーザーがアプリ内から直接支払いができるようにアップデートしたことによるものだ。
  • Epic Gamesは、アプリ課金による利益の30%をアップルとグーグルに支払うこのシステムに長い間反発してきた。

アップル(Apple)のApp Storeから削除されたばかりのEpic GamesのFortnite(フォートナイト)が、Google Playストアからも削除された。

これは驚くべきことではない。すべては、Epicが8月13日の朝に、アップルとグーグルの既存の決済システムではなく、ユーザーがアプリ内でEpicに直接課金できるようにアップデートしたことからきている。アップルとグーグルはともに、ストアでアプリを公開する場合には、課金額の30%を手数料として支払うことを要求している。

最初に対応したのはアップルで、iPhoneとiPadのApp StoreからForniteを締め出した。

これを受けて、Epic はアップルを相手取って訴訟を起こし、人気ゲームの中でアップルのCM「1984」のパロディを上映し、現在のApp Storeのあり方を嘲笑した。

そして今度はグーグルが、Playストアからゲームを削除した。記事執筆時点ではEpicからの報復はまだない。

グーグルの広報担当者はBusiness Insiderに対し、「オープンなAndroidエコシステムにより、開発者は複数のアプリストアを通じてアプリを配布できる。Playストアを使用することを選択したゲーム開発者に対して、我々は公平な一貫したポリシーを持っており、ストアをユーザーのために安全に保つ。Fortniteは引き続きAndroid上で利用可能だが、我々のポリシーに違反しているため、Google Playでは利用できない。しかし、FortniteをGoogle Playに戻すためのEpicとの議論は歓迎だ」と述べている。

Androidユーザーは、FortniteをEpicの自社サイトから直接ダウンロードすることもできる。実際、4月までは、Androidユーザーはこの方法でゲームにアクセスしなければならなかった。

現在もAndroidユーザーはEpicのサイトから直接ゲームをダウンロードすることができるし、サムスンのスマートフォンならばGalaxy Storeからもダウンロードすることができる。

[原文:Google just booted 'Fortnite' from the Play Store, hours after Apple banned it from the iPhone and iPad App Store

(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)

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