新型コロナ国産ワクチン開発のアンジェス。次のステップへ、9月から大阪大学付属病院での治験実施

アンジェス

アンジェスの創業者、大阪大学の森下竜一教授。写真は3月5日にワクチンの開発に取り組むことを発表した記者会見時の様子。

REUTERS/Issei Kato

新型コロナウイルスに対するDNAワクチンを開発する大阪大学発のバイオベンチャー「アンジェス」は、8月21日、大阪大学医学部付属病院で新たな臨床試験を行うことを発表した。

アンジェスは8月18日、大阪市立大学医学部付属病院で実施していた第1/2相臨床試験で予定していたすべてのワクチンの接種を完了したことを発表。同時に、別の第1/2相臨床試験を実施する予定であることを明かしていた。

今回発表した大阪大学での臨床試験も、大阪市立大学で行われた臨床試験と同様の第1/2相臨床試験だ。

健康な人に対してワクチンを接種させて安全性を確かめるとともに、実際に免疫がどの程度つくのかを評価する意味をもつ試験だ。

アンジェスのプレスリリースによると、試験の目的はワクチンとして最適な接種間隔および接種回数等を検討すること

大阪市立大学附属病院で行った臨床試験との比較は以下の通りだ。

大阪市立大学附属病院での臨床試験(前回)

治験対象人数:30人

ワクチンの用量:低用量、高用量の2パターン(具体的な数値は不明)

ワクチンの接種回数と間隔:2週間間隔で2回接種

大阪大学附属病院での臨床試験(今回)

治験対象人数:30人

ワクチンの用量:2.0mg

ワクチンの接種回数と間隔:2週間間隔で2回接種(10人)4週間間隔で2回接種(10人)、2週間間隔で3回接種(10人)

アンジェスによると、大阪大学で行われる臨床試験の開始は9月上旬を予定している。

なお、試験結果については、大阪市立大学附属病院で行われた臨床試験の結果と合わせた総合的な評価を、2020年第4四半期(2020年10月〜12月)に公表するとしている。

文・三ツ村崇志

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE
  • LinkedIn
  • クリップボードにコピー
  • ×
  • …

あわせて読みたい

BI PRIME

【音声付・入山章栄】正解なき時代は「実現したい自己」が問われる。いま日本社会に必要な“NX”とは

経営理論でイシューを語ろう

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み