ユニクロおよびジーユーの実店舗でau PAYが利用できる。
撮影:小林優多郎
KDDIは8月24日、同社のモバイル決済サービス「au PAY」のコード決済がユニクロおよびジーユーの実店舗に対応したと発表。加えて、9月1日から9月30日までユニクロの実店舗で「ユニクロで20%還元キャンペーン」を実施する。
20%還元はコード決済“以外”も対象
ユニクロで期間限定でau PAYを使うと最大20%のPontaポイントが貯まる(ユニクロのオンラインショップは対象外)。
出典:KDDI
キャンペーンでは、au PAYのコード支払い以外の決済方法にも対応し、それぞれのベースポイントに上乗せする形で、最大20%(税込200円につき40ポイント)のPontaポイントがもらえる。
- au PAY(コード支払い)……基本分0.5%+キャンペーン分19.5%
- au PAY プリペイドカード(Mastercard)……基本分0.5%+キャンペーン分19.5%
- au PAY カード(Mastercard)……基本分1%+キャンペーン分19%
- au PAY(QUICPay+/QUICPay)……基本分1%+キャンペーン分19%
還元上限額は1回あたり800ポイント、期間中の累計では3000ポイント。すなわち、コード支払いの場合であれば、1回あたり4103円、期間中の累計で1万5385円の買い物がおトクになる(いずれも税込み)。
有料会員には後日使える1000円クーポンも配布
au スマートパスプレミアム会員向けには、1000円分の割引クーポンも配布。
出典:KDDI
さらに、月額548円(税込)の「auスマートパスプレミアム」加入者には、ユニクロ実店舗で使える1000円割り引きクーポンも配布。配布期間は9月1日から30日まで。
クーポンの利用期間は10月1日から10月31日までとなるので、「ユニクロで20%還元キャンペーン」との同時適用はできないのと、クーポンを使うにはau PAY(コード支払い)の利用が必須となる。
なお、「au PAY」「auスマートパスプレミアム」のいずれも、アカウント「au ID」を発行すれば、他の通信事業者や格安SIMの契約者でも利用できる。
ユニクロ対応でブランド認知を高めたいKDDI
ユニクロのレジは、現金を含めた各種キャッシュレス決済の対応、かごに入れた商品の自動読み取りなどハイテク化が進んでいる。
撮影:小林優多郎
au PAYは、その前身である「au WALLET」を含めるとキャッシュレスサービスとして成熟しており、支払い手段も多い。だが、コード支払いとしては後発で、au以外の回線契約者も利用できる点はあまり知られていない。
今回のキャンペーンは、コード支払い以外の支払い方法も対象であることから、大手アパレルであるユニクロ店舗への対応を機に、au回線契約者およびそれ以外のユーザーに対して「au PAY」の認知向上を狙うものだと考えられる。
(文、撮影・小林優多郎)