ワシントン州シアトルにある「Amazon Go Grocery」。
REUTERS/Jason Redmond
- Cowen & Co.の最新調査によると、食料品のオンライン購入をめぐる戦いの勝者はアマゾン(Amazon)とウォルマート(Walmart)だ。
- 調査の結果、過去30日以内に回答者の52.8%がアマゾンで食料品をオンライン購入していた。ウォルマートで43.7%、ターゲット(Target)で22.3%、インスタカート(Instacart)で14.8%、クローガー(Kroger)で12.7%、コストコ(Costco)で12.2%だった。
新型コロナウイルスを避け、自宅で食事を作る人が増える中、アメリカでは食料品をオンラインで購入する人がこれまでになく増えている。
Cowen & Co.の最新調査によると、8月中旬の時点で、33%の人が過去30日以内に食料品をオンラインで購入したことがあると答えた。1年前は18%だった。
オンラインで食料品を買い求める人が増える中、小売業者も消費者を取り込もうと必死だ。
そして、現時点ではアマゾンとウォルマートが競合他社を大きく引き離している。
調査結果。
Cowen's COVID-19 consumer survey tracker: mid August update
2500人を対象に行われたこの調査では、回答者に過去30日以内にどの小売業者からオンラインで食料品を購入したか尋ねた。
その結果、回答者の半数以上 —— 52.8%がアマゾンで1カ月以内に購入したと答えた。
次に多かったのはウォルマートで、43.7%が1カ月以内に購入したと答えた。ターゲット(22.3%)、インスタカート(14.8%)、クローガー(12.7%)、コストコ(12.2%)がこれに続いた。
総合的には、ピックアップ・サービスや速配サービス、大規模な店舗ネットワークを有するウォルマートが長期的には市場シェアを獲得し続けるだろうと、Cowen & Co.は見ている。
(翻訳、編集:山口佳美)