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最低賃金を上げろ! アマゾンの元従業員ら、ベゾスCEOの自宅前で抗議

ジェフ・ベゾス

REUTERS/Joshua Roberts

  • アメリカでは8月27日(現地時間)、アマゾンの従業員の賃金アップを求める人々が同社のCEOジェフ・ベゾス氏の自宅前にギロチンを設置した。
  • ベゾス氏の純資産は26日に初めて2000億ドル(約21兆2400億円)を超え、同氏は史上最も裕福な人物となっていた。
  • アマゾンの倉庫の元従業員で同社を批判してきたクリスチャン・スモールズ(Christian Smalls)氏が指揮した今回の抗議デモでは、最低賃金を時給30ドルに引き上げるよう求めた。

アメリカでは8月27日、アマゾンの従業員の賃金アップを求める100人以上の人々が同社のCEOジェフ・ベゾス氏のワシントンD.C.にある自宅前に集まり、玄関前にギロチンを設置した。

この抗議活動は、ベゾス氏の純資産が2000億ドルを超え、史上最も裕福な人物になったとフォーブスが報じた翌日に行われた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、アマゾンの売り上げが急増したことで、ベゾス氏の資産は1月から約850億ドル増えた。

ワシントン・エグザミナー紙の記者がツイッターに投稿した動画は、アマゾンの倉庫の元従業員で同社を批判してきたクリスチャン・スモールズ氏がベゾス氏の資産が急増していることに照らし合わせて、従業員の最低賃金を時給15ドルから30ドルに引き上げるよう求めている様子を捉えている。今回の抗議活動はスモールズ氏が設立した団体「Congress of Essential Workers」が指揮した。

「この男が1秒で4000ドルを稼いでいるのに、我々が最低賃金30ドルを受けるに値しない正当な理由を説明しろ」と、スモールズ氏は呼びかけた。

パンデミックの最中により良い安全基準を要求した後、スモールズ氏はスタテンアイランドにあるアマゾンの倉庫から解雇された。同氏は、従業員の1人が新型コロナウイルスの検査で陽性となった後、ストライキを主導したことへの報復として自分は解雇されたと主張しているが、アマゾンはこれを否定した

それ以来、スモールズ氏は8月10日にニューヨークにあるベゾス氏のアパートの外で行われた抗議活動を含め、アマゾンやベゾス氏を標的とした複数の抗議活動を指揮している。

新型コロナウイルスのパンデミックは、アマゾンの一部従業員が労働環境について声を上げるきっかけとなった一方で、同社にとっては経済的利益にもなっている。その2020年第2四半期の売り上げは889億ドルと、同社にとって記録的な売り上げとなった。

デモ参加者たちが設置したギロチンに本物の刃が付いていたかどうかは不明だ。Business InsiderはCongress of Essential Workersにコメントを求めたが、回答は得られなかった。

アマゾンの広報にもコメントを求めたが、回答は得られなかった。

[原文:Protesters set up a guillotine outside Jeff Bezos' mansion and demanded higher wages for Amazon workers after the CEO's net worth surpassed $200 billion

(翻訳:Makiko Sato)

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