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女性は男性よりも「新型コロナで生活が変わった」と感じている人が多い —— 14カ国で調査

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Joe Raedle/Getty Images

  • ピュー・リサーチ・センターは、14カ国、1万4000人以上を対象に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に関する調査を実施し、自国政府の対応への評価や自身の生活への影響などについて尋ねた。
  • その結果、女性は男性に比べて、新型コロナウイルスのせいで少なくとも「かなり」生活が変わったと答える人が多かった。
  • これは、女性がより多くの無償労働を引き受けていたり、パンデミックの経済的な影響を受けやすいパートタイムの仕事についている人が多いせいだろうと、ピュー・リサーチ・センターは指摘している。
  • 14カ国中12カ国で男女間に8~15ポイントの大きな差が見られた。

世界各地で、女性は男性よりも新型コロナウイルスのパンデミックのせいで自身の生活が変わったと感じていることが、最新調査で分かった。

アメリカのシンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」は6月10日から8月3日まで、アメリカや日本、ヨーロッパの複数の国を含む先進14カ国、1万4276人を対象に調査を実施した。

自国の新型コロナウイルスへの対応の評価に加え、この調査では、それぞれの国で女性が男性よりも自身の生活が「大いに」もしくは「かなり」変わったと考えていることが分かった。

このように回答した女性の割合は、スウェーデン、フランス、アメリカで男性よりも15ポイント高かった。ピュー・リサーチ・センターでは、14カ国中12カ国で男女間に大きな差があったと考えている。日本は12ポイント差だった。

ただ、スウェーデンとアメリカでは男女ともに、新型コロナウイルスが自身の生活を変えたと答えた人の割合がフランスより高かった。フランスでは女性の53%が新型コロナウイルスで少なくとも「かなり」生活が変わったと答えたが、同様の回答をした女性の割合はアメリカで75%、スウェーデンで79%だった。

男女ともに、新型コロナウイルスで生活が変わったと答えた人の割合が最も高かったのは韓国だ。女性で85%、男性で79%が影響を受けたと答えた。一方、デンマークでは、ウイルスのせいで生活が変わったと答えた人の割合は女性で32%、男性で24%だった。どちらも14カ国中、最も少ない数字だ。

男女間で差があることについてピュー・リサーチ・センターは、パートタイムの仕事についているのは女性の方が多いこと、パートタイムの仕事の多くがパンデミックで影響を受けていること —— フルタイムの労働者に比べて、パートタイムの労働者の失業率は高く、3月から4月にかけてパートタイムの雇用は大幅に減少した —— をその理由として挙げた。

また、マッキンゼー・アンド・カンパニーのレポート同様、ピュー・リサーチ・センターも男女間のこうした差は、ロックダウン(都市封鎖)の間、女性が子どもの世話や家事労働をより多く引き受けなければならなかったせいかもしれないと指摘した。

ピュー・リサーチ・センターの調査結果を男女別のチャートにまとめたのがこちら:

チャート

新型コロナウイルスのパンデミックで、自身の生活が「大いに」もしくは「かなり」変わったと答えた人の割合。

[原文:Women are more likely than men to say their lives have changed because of the pandemic

(翻訳、編集:山口佳美)

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