「パラサイト」がアメリカでも増加…若年層の52%は親と同居

2020年4月25日の「サタデー・ナイト・ライブ」で、コメディアンのピート・デヴィッドソンが演じた「家から出られない」というコントのひとこま。

2020年4月25日の「サタデー・ナイト・ライブ」で、コメディアンのピート・デヴィッドソンが演じた「家から出られない」というコントのひとこま。

NBC/NBCU Photo Bank via Getty Images

  • 新型コロナウイルスのパンデミックが発生してから、アメリカの若年層の52%は親と同居していると、ピュー研究所による最新の調査で明らかになった。
  • これは、大恐慌時代のピークさえも上回る、記録史上最も高い数値だ。

アメリカの若年層の52%は、親と同居していると、ピュー研究所 (Pew Research Center)による新たな調査で明らかとなった。この数値は記録が取られ始めて以来最も高く、大恐慌時代の48%を上回った。

新型コロナウイルスのパンデミックが発生する以前から、18歳から29歳の多くは親と同居していた。ピュー研究所の2016年のレポートによると、ミレニアル(アメリカで1980年代序盤から1990年代中盤までに生まれた世代)の男性は、パートナーよりも両親と一緒に暮らす傾向が強かった。さらに2019年のレポートでは、ただでさえ2008年の世界金融危機で経済的に不利な状況に置かれてきたミレニアルが、大学の学費、住居費、医療費、子どもの養育費という4大出費に苦しめられていることがわかった。2019年7月の調査によると、アメリカの若者の47%が、親と同居していた。

パンデミックは苦しんでいるこの世代の経済的な見通しを悪化させ、260万人が親の家に戻らざるを得なくなっている。ピュー研究所によると、16歳から24歳の若年労働者の4分の1は、2020年2月から5月の間に仕事を失った。また別の調査によると、18歳から29歳の年齢層は、失業したか減給になった割合が他のどの年齢層よりも高かった。

コメディアンで俳優のピート・デヴィッドソン(Pete Davidson)は、母親と共同で購入したニューヨークのロングアイランドにある住宅の地下室に住んでいることで知られている。彼は「親と住まざるを得ない」という現象について、「サタデー・ナイト・ライブ」でシンプルに表現した。

「彼女は単に私の母親というだけではない。私のルームメートでもあるんだ」



[原文:Pete Davidson isn't the only one — 52% of young adults are living with their parents, according to a new poll

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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