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コロナ感染は不安、それでも外食したい…1位「ラーメン」2位「焼肉」。キーワードは「必然性」

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マスクを着けた店員が体温を計測するなど、コロナの感染防止に力を入れている飲食店も多い。

REUTERS/Kim Kyung-Hoon

新型コロナの影響で、大幅に市場が縮小している外食業界。

リクルートライフスタイルが9月15日に発表したアンケート調査では、外食に対して「感染が不安」と考えている人が増えていることが分かった。

一方で、外食ニーズが高いメニューとしては、1位が「ラーメン」、2位は「焼肉」という結果に。ラーメンやステーキの専門店では、市場規模の減少が少ないことも分かった。

コロナ禍「外食する」は5割

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外食に行くと回答したのは、全体の約半数だった。

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リクルートライフスタイルでは6月と8月、全国の男女1000人にアンケート調査を実施。外食に対する消費者心理を調べた。

アンケートによると、外食に行く(「変わらない頻度で行く」「頻度を減らして行く」の合計)としたのは、6月時点では54%だったが、8月の調査では50%に微減していた。

「外食の頻度を減らす」「外食に行かない」理由については、男女ともに「感染しないか不安だから」が最多だった。

6月と8月を比較すると、外食をしない理由として、「自粛すべきだから」という理由は減少し、一方で「感染が不安」と答えた人は増えている。

リクルートライフスタイルの稲垣昌宏氏は、「『周囲がどう思っているか』という意識よりも、『コロナから自分を守る』という自衛意識が高まっている」と分析する。

「席の間隔」や「消毒液の設置」気にする

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6月と8月のアンケート結果を比べると、全体として衛生意識が高まっている。

出典:ホットペッパーグルメ外食総研

「お店選びをする際に気にすること」については、「席の間隔が空いているか」を挙げた人が64%で、全体の3分の2にのぼった。

「店内に手指消毒液が用意されているか」が57%、「従業員のマスク着用が徹底されているか」が55%と続いた。

多くの項目で気にしている人の割合が増えており、衛生意識が高まっていることが伺える。

アンケートでは、お店を選ぶ際に「何に注意しているのか」も質問。「実際にお店の様子を見て確認」しているのは65%で、半数以上にのぼった。

また「店頭のステッカーやポスターを確認」と「感染症対策情報をインターネットなどで事前に確認」についても、それぞれ約4割が確認すると答えた。

外食で求めるのは「必然性」

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デリバリーでは「ピザ」が人気だった。

提供:ホットペッパーグルメ外食総研

外食に求められている魅力は何なのか?

アンケートでは、「自粛期間中、外食においてどのような体験が恋しかったか」について質問。

1位は「自炊では難しい料理を食べること」で38%。

2位は「食事相手との会話」で37%、3位は「食べたいものを食べたいタイミングで注文して食べること」で35%。4位は「プロに作ってもらった料理」(31%)だった。

また、料理ごとに「自分で作って食べる」「テイクアウト」「デリバリー」など、どんな形で食べたいかも質問。

「外食(お店で食べる)」で食べたい料理の1位は「ラーメン」(48%)だった。

2位は「焼肉」(44%)、3位は「フレンチ・イタリアン(パスタ・ピザ以外)」(42%)、4位は「洋食(フレンチ・イタリアン以外)」(41.4%)、5位は「すし・海鮮料理・海鮮丼」(37%)だった。

「家は作って食べにくかったり、独特の味つけだったりする料理が、外食で求められる傾向がある。コロナの影響で、外食する必然性があるかどうかを判断する傾向が強まっている」(前出の稲垣氏)

外食回数は56%減少

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提供:ホットペッパーグルメ外食総研

リクルートライフスタイルでは毎月、首都圏、関西圏、東海圏の男女約1万人にインターネット調査「外食市場調査」も実施している。

調査の結果、2020年4~7月の延べ外食回数は前年比で56%減少。外食産業の不況が鮮明になった。

属性でみると、30代・40代・60代女性の外食回数の減少が大きく、最も減少したのは30代女性で、前年比63%減っていた。

業態でみると「飲酒主体」での影響が大きく前年比67%減。「居酒屋」「スナック・ナイトクラブ・キャバレー」では約7割減った。

一方で、食事をメインに提供する業態では、飲酒主体に比べると減少幅は小さかった。

ただし、「食事主体」の中でも外食ニーズの高い「焼肉、ステーキハンバーグなどの専業店」「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザなどの専業店」は、とくに市場規模の減少幅が少ないなど、業態による差もみられた。

(文・横山耕太郎

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