批評家と一般視聴者の評価は必ずしも一致しない。
Walt Disney Pictures
ディズニーは近年、リメイク版映画を数多く作っている。製作の計画もまだまだある。
こうした映画の多くは評価が分かれる。批評家が高く評価した場合も、酷評した場合も、一般の視聴者の評価とは必ずしも一致しない。
映画評論サイト「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」の一般視聴者の評価に基づく、これまでにディズニーが作ったリメイク映画全14作品のランキングを見ていこう。
※スコアは執筆時点のもので、変わる可能性があります。
14位 『101』(1996年)
『101』より。
Walt Disney Pictures
オーディエンス・スコア:40%
1961年のアニメーション映画『101匹わんちゃん』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは76%だ。
13位 『ダンボ』(2019年)
『ダンボ』より。
Walt Disney Studios
オーディエンス・スコア:48%
1941年のアニメーション映画『ダンボ』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは70%だ。
11位T 『ムーラン』(2020年)
『ムーラン』より。
Disney
オーディエンス・スコア:51%
1998年のアニメーション映画『ムーラン』のリメイク。批評家の評価(75%)とは差が付いた。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは85%。
11位T 『わんわん物語』(2019年)
『わんわん物語』より。
Walt Disney Studios
オーディエンス・スコア:51%
1955年のアニメーション映画『わんわん物語』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは80%だ。
9位T 『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)
『アリス・イン・ワンダーランド』より。
Walt Disney Studios
オーディエンス・スコア:55%
1951年のアニメーション映画『ふしぎの国のアリス』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは78%だ。
9位T 『ジャングル・ブック』(1994年)
『ジャングル・ブック』より。
Buena Vista
オーディエンス・スコア:55%
1967年のアニメーション映画『ジャングル・ブック』のリメイク。批評家の評価(80%)とは差が付いた。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは82%。
8位 『マレフィセント』(2014年)
『マレフィセント』より。
Disney
オーディエンス・スコア:70%
もとになった1959年の『眠れる森の美女』 —— オーディエンス・スコアは80% —— とは違い、この作品はなぜマレフィセントが悪者になったのか、オーロラ姫との関係も合わせて描かれている。
7位 『ピートと秘密の友達』(2016年)
『ピートと秘密の友達』より。
Disney
オーディエンス・スコア:72%
1977年のアニメーション映画『ピートとドラゴン』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは60%だ。オリジナルよりも高く評価された、数少ないディズニーのリメイク作品の1つ。
6位 『シンデレラ』(2015年)
『シンデレラ』より。
Disney
オーディエンス・スコア:78%
1950年のアニメーション映画『シンデレラ』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは80%と僅差。
5位 『美女と野獣』(2017年)
『美女と野獣』より。
Disney
オーディエンス・スコア:80%
1991年のアニメーション映画『美女と野獣』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは92%だ。
4位 『プーと大人になった僕』(2018年)
『プーと大人になった僕』より。
Walt Disney Studios
オーディエンス・スコア:83%
『くまのプーさん』シリーズなどをもとに作られたこの映画では、クリストファー・ロビンをユアン・マクレガーが、プーさんの声をジム・カミングスが演じた。
2011年のアニメーション映画『くまのプーさん』のオーディエンス・スコアは88%だ。
3位 『ジャングル・ブック』(2016年)
『ジャングル・ブック』より。
Disney
オーディエンス・スコア:86%
1967年のアニメーション映画『ジャングル・ブック』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは82%で、リメイク版の方が高く評価されている。
2位 『ライオン・キング』(2019年)
『ライオン・キング』より。
Disney
オーディエンス・スコア:88%
1994年のアニメーション映画『ライオン・キング』のリメイク。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアは93%だ。
1位 『アラジン』(2019年)
『アラジン』より。
Disney
オーディエンス・スコア:94%
1992年のアニメーション映画『アラジン』のリメイク。批評家の評価(57%)とはかなり差が付いた。もとになったアニメーションの方のオーディエンス・スコアも92%と高かったが、リメイク版はさらに高く評価されている。
※編集部より:6位『シンデレラ』のもととなった映画のタイトルに誤りがありました。訂正致します。 2020年9月23日 14:10
[原文:Every Disney movie remake so far, ranked by audiences]
(翻訳、編集:山口佳美)