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新型コロナの冬の流行と"パニック買い"に備えて…… 食料品店は売れ筋商品の在庫を確保し始めている

買い物客

eldar nurkovic/Shutterstock

  • 一部の食料品店は、新型コロナウイルスの冬の流行に備えて「パンデミック・パレット」を確保し始めている。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
  • 「パンデミック・パレット」は食料品に集中したものもあれば、清掃用品や健康維持に役立ちそうなグッズを集めたものもあるという。
  • 食料品不足は一時期ほどではないが、今も十分な品揃えが確保できていない店もある。

秋らしさが感じられるようになって間もないが、食料品店はすでに冬の準備を始めている。

最悪の事態に備えて、食料品店の間ではサンクスギビング(感謝祭)やクリスマスの近くになると需要が高まるであろうアイテムをまとめて確保しておく「パンデミック・パレット」が人気だ。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた

パレットの内容は食料品から清掃用品、日用品までさまざまだが、その目的は同じだ。冬になって、新型コロナウイルスが再び大流行し、消費者が3月のような「パニック買い」を始めても、需要に応えられるようにすることだ。CNNが報じたように、アメリカではこの1週間で、21の州で新型コロナウイルスの感染者数が増えた。その他の国でも感染が再拡大し、再びロックダウン(都市封鎖)したところもある。

ウィン・ディキシー(Winn-Dixie)など複数の食料品チェーンを展開するSoutheastern Grocers LLCはすでに、ホリデーシーズンに向けて七面鳥やハムの在庫を確保し始めているという。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、これは通常より数カ月早い対応だ。

食料品の需要に目を向ける食料品店がある一方で、清掃用品や健康維持に役立ちそうなその他のアイテムに集中している食料品店もある。

アメリカの独立系食料品店の協同組合Associated Food Storesでは、「清掃、消毒用品」の確保に力を入れていると、ウォール・ストリート・ジャーナルは報じた。

「わたしたちがこのような状況に何の備えもなく、再び営業することはありません」とバイスプレジデントのダリン・パース(Darin Peirce)氏は語った。

新型コロナウイルスが大流行する前は、食料品店は在庫を数カ月ではなく、数週間先の分までしか確保していなかった。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アメリカ最大の食料品チェーンであるクローガー(Kroger)は、3月に感染が拡大する前の時点で、4~6週間分の在庫を確保していた唯一の企業だ。

食料品店が高まる需要に備える一方で、サプライヤーもそれについていこうとしている。

パンデミックが始まった頃に比べれば、食料品店は品薄状態ではない。だが、状況はすぐにでも変わり得る。店によっては、需要に応えるために他のサプライヤーを頼ったところもある(だからこそ、アメリカの店頭には今、メキシコから来たトイレットペーパーも並んでいる)。また、Business Insiderでも以前報じたように、加工施設で新型コロナウイルスの感染が広がったため、食肉供給業者は特にパンデミックの影響を受けた。

[原文:'Pandemic Pallets' filled with stockpiled items are reportedly gaining popularity at grocery stores ahead of the winter months

(翻訳、編集:山口佳美)

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