Render by Arqui9 / Zaha Hadid Architects
- ザハ・ハディド・アーキテクツは、香港に建設予定の36階建てガラス張りタワーの全貌を明らかにした。バウヒニア(香港蘭)にインスパイアされたデザインだという。
- デザインウェブマガジンのDezeenによると、「2 Murray Road」は香港の金融街、中環(セントラル)のマレーロードで2022年の竣工を目指しており、都会のオアシスのようになると見られている。
- 完成予想図には、樹木の生い茂るバルコニー、ランニングもできる高架歩道、ループトップのパーティ会場などが描かれている。
ザハ・ハディド・アーキテクツは、香港原産の花であるバウヒニアの蕾にインスパイアされた36階建てガラス張りタワー「2 Murray Road(マレーロード)」の全貌を明らかにした
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by Arqui9 / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects, Dezeen
2022年の竣工を目指しており、香港の金融街、中環の1ブロックを占有するほどの規模になるという
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by MIR / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects, Dezeen, CBRE
この区画は、2017年に香港大手デベロッパーのヘンダーソン・ランド・デベロップメント(恒基兆業地産)が233億香港ドル(約3180億円)で購入し、当時の販売記録を更新した。現時点では駐車場として利用されている
Google Maps
Source: Zaha Hadid Architects, Bloomberg, Dezeen
このタワーは、多目的に利用できる都市のオアシスとして設計され、近隣のビルをつなぐ高架歩道のネットワークに接続される
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by Arqui9 / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects
ビルの玄関口となるメインフロアは、高架歩道に合わせて地上より高くなる
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by MIR / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects
ビルの1階では、敷地内の庭園と隣接する公園が一体化する
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by PixelFlakes / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects
樹木が生い茂るバルコニーとランニングトラックのある屋外スペースは、訪問者に安らぎのひと時を提供する
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by Cosmocube / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects
屋上にある催事場からは、周辺の街並みが一望できる
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by Cosmocube / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects
ザハ・ハディド・アーキテクツは、香港原産のバウヒニアという花にインスパイアされ、この超高層ビルを設計した。この花は「香港蘭」とも呼ばれ、香港の旗などに描かれている
2 Murray Roadの完成予想図。
Render by Arqui9 / Zaha Hadid Architects
Source: Zaha Hadid Architects
「今にも咲こうとするバウヒニアのつぼみの構造や花びらが重なる様子に新たな解釈を加え、デザインに反映させた」と、ザハ・ハディド・アーキテクツはプレスリリースで述べている
右がバウヒニアの花。
Render by Arqui9 / Zaha Hadid Architects; iStock / Getty Images
Source: Zaha Hadid Architects
ザハ・ハディド・アーキテクツが、街の景観を決定づけるタワーを設計したのは、これが初めてではない。2020年1月には、マイアミのダウンタウンで「ワンサウザンド・ミュージアム」という、総工費3億ドル(約320億円)、62階建てのタワーマンションを完成させた
ワンサウザンド・ミュージアム
Courtesy One Thousand Museum
Source: Business Insider
(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)