- アイルランドの最高裁は、サブウェイのサンドイッチ用ロールパンは糖分が高いため、法的にはパンとはみなさないとの判決を下した。
- この訴訟は、ロールパンは付加価値税を免除されるべきだと考えたフランチャイジーによって起こされた。
- しかし、1972年に制定された法律では、「脂肪分、砂糖などは小麦粉の重量の2%を超えてはならない」 と免税されるパンの定義を定めている。
- サブウェイのパンに含まれる砂糖は小麦粉の重量の10%を占め、免税されるパンとは比較にならないほど糖分が多い。
アイルランドの最高裁が 「サブウェイ(Subway)のサンドイッチ用ロールパンは、法律上はパンであるとは言えない」 という判決を下した。
裁判は、同国ゴールウェイ県のサブウェイのフランチャイジーであるブックファインダー社が起こしたもので、同社はロールパンに付加価値税を課すべきではないと主張していた。この判決は9月29日に言い渡された。
アイルランドではパンのような主食は付加価値税が免除される。ただし、パンと焼き菓子を区別するために、1972年に制定された付加価値税法はパンの具体的な定義を定めており、脂肪分、砂糖、その他の添加物が小麦粉の重量の2%以上になってはならないとしている。
サブウェイのサンドウィッチロールは、小麦粉の重量の10%の砂糖が使われているため、パンではないと5人の裁判官は判断したのだ。
Business Insiderはサブウェイにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
サブウェイのパンが調査されるのはこれが初めてではない。2014年には、同社のパンに、ヨガマットにも含まれる化学物質が含まれていることが報告されると、サブウェイはすぐにレシピを変更した。
(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)